なぜ結婚より就職の方が簡単なのか?
就職と結婚は同じというブログを書いたのですが、実はすべてが同じわけではない。
働けるから結婚できる、結婚できたから働けるというイコールには繋がらないらしい。
なぜかというと就職と結婚は難易度が違うから。
就職の方が簡単で、結婚の方が難しい。
今回はなぜ結婚の方が難易度が高いのか、2つの理由を言語化できたのでおすそ分けしていきます。
■マッチングの難易度が違う
会社って理念や沿革もホームページに載っているし、業務内容から勤務形態、給与から休暇まで、マッチングするために確認したい項目のほとんどが求人票や雇用契約書などの文書として明示されていてかなり分かりやすい。
また法人として複数人で管理されていて虚偽記載が少ないし、既に仕事として実績があるので入社後に業務内容が大きく変わることがない。(お菓子屋だと思って入社したら文具屋だったとかそういうことは滅多にないだろう)
一方で結婚相手の情報は分かりやすくホームページで掲載されているわけじゃないから自分で聞き出す必要がある。理念や沿革一つとっても情報量も多いから聞き出すのも大変だ。
結婚相談所のプロフィールシートがあるといっても本当に結婚するために必要な情報全てが載っているわけではない。
相手の情報を聞き出すだけでなく、自分の情報も正確に相手に伝えられないと精度の高いマッチングには至らないのでそこも大変だ。
そして多くの場合「今までの結婚生活で実践した実績」があるわけではないので、理念の実現可能性がいかほどかが分からない。
いくら「穏やかな二人の時間を過ごしたい」と言っていても、実際そうなるかどうかは結婚してみないと分からないし、実際結婚してみて全然違ったという話は少なくなさそうなので会社に比べて未確定要素が多いというのは事実かもしれない。
こういった理由から、まず出会うまでの工程おいて、結婚の方が難易度が高いと言えるだろう。
■入社後・結婚後の難易度が違う
会社って実は方向性さえ同じなら、能力がなくても働けてしまう。極論チームで働く力が0でも、前にふみ出す力と考え抜く力さえあれば働けてしまうということだ。
なぜなら、多くの同僚がいて助けてくれるからだ。
発信力が弱くても「何かあった?」と聞いてくれるし、自分が状況を把握できなくてもさっと上司が教えてくれたりする。
20人の先輩が1人の新人の凹をちょっとずつ補い合って成り立っているような場所が会社だ。
「働いている」というより、「働かせてもらっている」という表現がより適切だろう。
一方で結婚は1対1なので、基本的に自分の凹は相手が全て請け負うことになるし、相手の凹は自分が支えなければならない。結構重たい(笑)
なのでお互い一定の能力がないと、支え合うことができない。共倒れしてしまう。
会社はチームで働く力0でもいけるけど、結婚はせめて50くらいほしいところだろうね(笑)
そういった理由で、マッチング後の実務面でも結婚の方が難易度が高いと言えるだろう。
よく高木さんが「仕事は重なるところが少ししかないから対人交流で一番簡単」と言っている意味が分かりました。