6階の集合プログラムをご紹介
こんにちは!支援員の宮崎です。
今日は6階の集合プログラムについてご紹介していきます!
Contents
えさかの集合プログラムの話
まずえさかでは、何かを学び得るときに「基本を知って、練習する」の2ステップが大事だと考えています。
正しいフォームを知らずに我流で練習しても怪我につながってしまいますし、
知ったからと言って必ずしも本番で出来るわけではないので、必ず「やってみる」という過程が必要ですよね。
(これはただ単に成功すれば良い訳でなく、どんな相手・状況でも成果が出し続けられるかという再現性を身に付けることまで含まれます。)
その学びと実践の2ステップを叶えられるように、えさかでは2種類の集合プログラムを提供しています。
603号室で開催しているのが「学び」のプログラムで、
703号室で開催しているのが「実践」のプログラムです。
7階の集合プログラムの紹介はこちらのブログで書いているので、ぜひ読んでみてください。
6階の集合プログラム
6階の集合プログラムは毎週(月)(水)(金)の午後の枠(13-15時)で開催しています。
5つのテーマに基づいて2か月1クールで企画しており、ちょうど暫定期間の2か月で毎日通ったらすべて網羅できるようになっているのも特徴です。
支援員の宮崎が司会進行をし、ホワイトボードに板書をしながらテーマを深堀していく形式で、管理者の高木も参加しているので、長い人生経験を踏まえて参加者の疑問などを面白い視点で展開してくれます。
↓毎回の板書はこんな感じ
1日1,2テーマで利用者さんと私たちでの座談のようなスタイルで進むので、利用者さんも自分の話を交えて質問をしてくれたり、他の利用者さんの疑問や経験談が自分のヒントになったりしているようです。
↓集合プログラムのカレンダーはこんな感じです。
5つのテーマ
5つのテーマというのを今からご紹介します。
①社会人基礎力
これは「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱したものです。
全部で3つの能力と12個の能力要素で構成されており、毎週月曜日に2項目ずつ取り扱って学び深めていっています。
えさかには「職場でのコミュニケーションが分からない」「長く働き続けるコツが知りたい」というように、働くことに関する悩みを持った方が多く来られるのですが、皆さん共通して言えるのが“働き方を知らない”ということなんです。
まずは国が提唱している基礎から学び理解していくことで、働く基本フォームを身に付けていきます。
社会人基礎力は知らない人も多いし、私自身も知れば知るほどめちゃくちゃ考えられて作られていることが実感できるので、本当に義務教育で伝えていきたいレベルなんです…!
最近ブログでえさか流社会人基礎力の話を保存版ブログとして書いているので、もし良かったらご覧ください。
②モノの見方・考え方
これは主に私が感動した管理者高木の考え方を一緒に体感していく枠です。
例えば「慢性的に体調が悪い」という悩みがあるとしても、“じゃぁそもそも健康って何?”ということをあまり皆さん考えていません。
また「将来が心配で給料の高いところに行きたい」と思っていたとしても、“いくらあってどの状態になることが安心なのか” “本当にその状態が安心と言えるのか?”という検証に基づいている不安ではなかったりするんですよね。
そういった実は漠然としている悩みに対して、客観的事実や具体的数値を元に実現可能な対策を検討する方法を一緒に身に付ける回となっています。
具体的には
- インプット・プロセス・アウトプット
- 時間管理
- 金銭管理
- 言葉の使い方
- 思いと言葉と行動
- 病気と戦略
といった講座を開催しています。
③エゴグラム
エゴグラム自体は交流分析という心理学の中の心理ゲームのことなのですが、えさかではこの心理ゲームをやっている訳ではなく、このエゴグラムで使われている「6つの自我」という考え方を拝借し、親子関係から紐解く対人課題の解明という目的で開催しています。
詳しくはこちらのブログで以前ご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
少し脱線ですが、職場での対人関係でつまずく人は、実は親子関係もうまくいっていないケースが多くはないでしょうか?
これは去年私が描いた通信を引用していますが、対人スキルにも基本フォームがあるんです。
こういった話を参加者さんの実体験などを例にしながら身に付けていきます。
④心理学
4つ目は心理学です。これは扱いだしたらキリがないのですが、私が義務教育で知っておきたかったことやえさかで伝えている考え方に近いものをいくつか紹介して深堀していく枠になります。
具体的には
- 課題の分離、目的論
- 防衛機制
- 認知の歪み
- HSPと怒り
といったラインナップになります。
一つ一つ単体ではネットや書籍の方が質の高い話が大量に出てくるのですが、これを①社会人基礎力や②モノの見方・考え方、③エゴグラム、後述する⑤就職のための基礎講座などと絡めて考えてみると一層自分の生きづらさの原因が見えてくるような気がしています。
⑤就職のための基礎講座
最後の就職のための基礎講座は、管理者の高木が福祉事業を始める前に国の事業などで開催していた講座をお届けしている枠になります。
高木は元々公務員として何千人といった人々をまとめたり、民間IT企業の売り上げを15倍にしたりと、自分自身が非常に仕事が得意な人でして、独立後は経営コンサルとして事務改善システム作成や職員教育を手掛けていました。(高木の人生はこちらのブログで書いてあるので、ぜひ読んでみてください)
そんな仕事歴45年を迎える高木が考える「働くことの基礎」ということで以下のようなラインナップでお届けしています。
- 自分の強みって何?
- 働くとは?
- 会社とは?
- えさか流「基本的労働習慣」
- 会社の選び方
- 選ばれる志望動機・面接
義務教育で知りたかった話
これらのプログラムは私自身「もっと早く知りたかった!!!!」と思う話を詰め込んでいるのですが、実際利用者さんだけでなく見学や体験に来られた方にも非常に好評なんですよね。
毎回集合プログラムで書いた板書をX(旧Twitter)で掲載しているのですが、それを見て利用したいと申し込みしてくださる人も多く、また働いていて通えない人や発達障がいの子を持つ親御さんなどからも受講希望もあり、以前は土日などに有料講座として開催していたほどです!(板書の書籍化もよく希望されるくらい良い話が詰まってる!)
義務教育じゃ絶妙に教わらないような、でも生きていく上で絶対必要な話をぎゅぎゅっと濃縮してお届けしています。
実は私自身、発達障がいと診断され新卒3年でうつで倒れています。勉強や学校行事は非常に好きで得意で、優秀な国立大学まで卒業した私ですが、このえさかで学んだことは本当に知らないことばかりでした。
こうやって私のように知らないことで生きづらさがこじれている人が沢山いると思います。そういう人がまず知ることで少しでも絡まった糸がほどけるお手伝いがしたいんです。
もちろん知っただけでは頭でっかちになってしまうので、6階で知ったことを元に7階で練習する。練習で失敗してそこからまた成果を出すために試行錯誤をするという工程は必要ですが、まず知ることというのが本当に大事だと思っています。
6階の集合プログラムはどなたでも体験にお越しいただけるので、少しでも困っている方や興味がある方は気軽に問い合わせいただけたら幸いです。
★★★
以上、非常に長く熱くなってしまいましたが、6階集合プログラムの紹介でした!
7階の集合プログラムの話もぜひ読んでみてください♪
★★★
参考記事