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カテゴリー:訓練の様子をご紹介

風邪を引いたときの過ごし方

おはようございます。支援員の宮崎です。

先日睡眠時無呼吸症候群の検査入院を機にめちゃくちゃ風邪を引いてしまいまして。

今年の6月にコロナになった時はめちゃくちゃ不調が長引いて本当に辛かったのですが、今回は土日で回復させることができました。

実は辛い時こそやった方が良いことは以前ブログで書かせてもらったのですが、大事なことなのでもう一度書こうと思います!

自分の体調の回復させる方法を身に付けよう

私もそうだったのですが、えさかの利用者さんや働き続けることが苦手な方って、体調が悪化した時にどう過ごしたら良いか、何をしたら回復するのかという自分の取扱説明書を持っていないケースが多いんじゃないかと思います。

日々えさかの生活訓練では「体調不良にならない日々の過ごし方」を訓練していますが、それと同じくらい「体調不良になった日の過ごし方」と「再現性のある回復方法」を身に付ける必要があるんですよね。

体調不良になっても大丈夫!と思える自分づくりが、長く働き続けたい自分への大きな自己肯定感に繋がります。

(もちろん超高熱や入院レベルの病気はしっかり休んでください)

【家事】不調の時の過ごし方の誤解

生活の基本の話ですが「何にどれだけ時間を使うかを決めて実行する」という基本フォームは、たとえどれだけ不調な時でも同じなんですよね。
そして同じように「今日済ますことは今日済ます」という原則も実は変わりません。

私がそうだったのですが、体調不良の時は“必要なことをスキップする”という術を採用している人が多い気がします。

□お風呂に入るのを辞める
□食事をアイスで済ませる
□食器洗いと洗濯を明日にまわす
などなど。

でも実はこれは回復しかけの自分に大きなハードルを課してしまい、結果として不調を長引かせる要因になってしまうんです。

■お風呂に入っていないので疲れが取れていないので
■自炊を再開する体力も気力もない
■し、やっとの思いで台所に立ったら使用済みの食器が山積み
■いつも以上に積みあがっている洗濯物に絶望する

いつもの日常に戻るのにいつも以上にエネルギーを使わないといけなくなってしまい、さらに動けなくなる…というような悪循環になってしまいます。

日々の生活は必ずやりきる。明日の自分に荷物を預けない。
元気な時も不調の時も、その基本フォームは変わらないということを覚えておきましょう。

【食事】食べたいものじゃなくて…

これは人によるのかもしれませんが、私の失敗談を元に書いていこうと思います。

6月にコロナになった時は「食べたいものを食べる!」という回復法を採用しました。“無理に食べなくても大丈夫”“栄養より心を満たそう”みたいな記事を読んだからです。

なので、アイスやジュース、お菓子やゼリーなどを沢山買って食べたくなったらいつでも食べるという方法で過ごしました。でも本当に症状が回復しなかったんですよね(笑)
これは脳が喜ぶものじゃなくて、体が喜ぶものを選ばなきゃいけなかったのかなと反省しました。

今回は「身体が喜ぶものを食べよう」ということで、3食はいつも通りのお米とみそ汁セットの他に

□リンゴやみかんなどの果物
□焼き梅干し茶(ちゃんと焼いた)
□肉じゃが(ちゃんと自炊した)
□かぼちゃの煮物(ちゃんと自炊した)
を食べました。

しっかり自分が食べれる味の濃さを考えて自炊できたことも、自分が元気になるために時間を使えているという自己肯定感にもなったんだと思います。

【活動】寝るまで起きとくのも同じ

これも前回の失敗談を反面教師にしたお話なのですが。6月のコロナの時は「しんどい時は寝とく!」を採用したんですよね。なので日中も出来るだけ動かず横になっていたのですが、やっぱり日中寝るので夜眠れなくなって、ちょっと昼夜逆転気味になってしまったり。それに加えて「結局一日何もしてないなぁ」とメンタルも落ちてしまっていました。

多分夜ぐっすり寝て体調を回復させるためにも、寝るまで起きておく必要があったんだろうなと非常に反省しました。仮に20時~8時の12時間睡眠を取るにしても、逆に8時から20時までは起きて活動しなきゃいけないということです。

今回はもし元気だったらしていたであろう
□いつもの土日の掃除/買い物
□ツイキャス(毎週土曜の恒例行事)
□月間振り返りをする
□洋服の断捨離をする
□日記を書く
□料理
をしっかりこなしていきました。(もちろん不調で上手く動けないので全部60点くらいですが)

元気な時と同じ質ではなかったかもしれませんがここまで活動できたので、夜は土日ともに11時間もぐっすり眠れました。憂いもなく過ごせたので中途覚醒もありませんでした。

そして土日調子が悪くてもやること済ませられたことが、自分のメンタルの安定に大いに貢献してくれます。

逆に特別なことをしない

ここまで書いていて気付いたのですが、普段と比べて何も変わったことをしていないんですよね。

むしろ変わったことをする方が、平常との差分がストレスになりますし、
必要なことをしない選択は、日常に戻る敷居を高くしてしまいます。

もちろん大きな病気はすぐに通院・治療をしたら良いと思うのですが、頻繁に体調を崩して会社を休みがちになっている人は、特に日常をスキップさせないことを意識して過ごしてみることが回復の一助になるかもしれません。

皆さんもぜひ、再現性のある体調回復方法を身に付けて、長く働き続ける自分づくりをしていきましょう。

自立センターえさか

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