地雷の手放し方
地雷ワード…その言葉を聞くだけで心がザワザワしたり腹が立ってイライラするし、生活や仕事に支障が出てしまうトラウマワードについてのお話です。
支援の場や上司に対して、出来るだけそういった地雷ワードは踏まないように配慮してもらうことは出来ると思いますが、実は地雷ワードを言われなくても心がザワザワしたり、どんどん地雷ワードが増えていく…という奇妙な現象が起きることがあります。
今日はそのからくりと、どうしたら地雷を減らしていけるかについて少しだけ書いていこうと思います。
地雷ワードは地雷「ワード」じゃない
例えば支援員宮崎は「背中大きいね」と言われることがとても地雷なのです!なぜ嫌かというと私は毎朝体の正面と側面の体型を鏡でチェックして「今日はOK」と思って外出する儀式があるのですが、実は「背中」というのはチェックしていなかったんです。しかも体型が大きいことを気にしている私からしたら「大きいね」という評価はNG。
つまり私の中で「背中大きいね」と言われることは、容姿を馬鹿にされたことが嫌なのではなく、「自分のチェックから抜け漏れてて、かつNGなことを指摘されること」が嫌だったんですよね。
地雷ワードを配慮してもらっても地雷は踏まれる
そのため私にとっては「背中が大きいこと」が地雷なのではなく、「自分が抜け漏れたチェックを指摘されること」が地雷なんですよね。
地雷ワードというか、地雷シチュエーションですね。
だから仮にいくら「背中について触れないでください」と言っても、抜け漏れを指摘されたらザワザワ・イライラして集中できなくなってしまいます。
地雷ワードを消す第一歩として、なぜその言葉が地雷なのかを自分に問いかけることで、本当の地雷シチュエーションを見つけることが必要ですね。
地雷シチュエーションの消し方
そしてその地雷シチュエーションの消し方についてご紹介します。
この「抜け漏れを指摘されるのが嫌」っていうのは、逆に「自分が常に抜け漏れなく物事を捉えられる人間だ」と思っているということになるんですよね(笑)
①自分を抜け漏れなく性格に物事を捉えられる人間だと思い込んでいる。
②にもかかわらず、そんな人間になれてない現実を責める。
上記のような2段階のねじれを起こしていることになります。
この地雷シチュエーションを消すためには、「自分は神じゃないよ」「物事を常に抜け漏れなく捉えられる人間はなんておらんよ」「だからみんなで考えたり確認したりするんだよ」という適切な考え方をインストールすれば良い。
そうすることで「自分に見えないことがあって当たり前だよな」「伝えてくれてありがとう」という気持ちになれる。
地雷は解ける
多くの地雷は今回のように、誤解から来る自責なのかもしれません。
誤解なら解けば良いし、神から人間になれば良い。(笑)
地雷を踏まれる恐怖を持っている人は、なぜその言葉が地雷になるのか明らかにして、地雷になるまでのいくつかの捻じれを一つずつ解いていくことで、今日より生きやすい自分になれそうですね!