相手がいつも不本意な言動をしてくるのはなぜ?
先週のツイキャスでも話したし、今日の集合プログラムでも出てきた話をお裾分け。
相手がいつも不本意なことを言ってきたり、やってほしい行動を取ってくれないのはなぜか?という話。
なぜ不本意なことを言われるか?
不本意なことを言われるということは、本意なことがあるということ。
例えば、3つの例を出してみる。
①相手に謝ってほしいのに、自分が「ごめんなさい」と言ってみる。
相手には「こちらこそごめんね」と言ってほしいのに「謝るくらいなら改善したら?」と詰められる。
②上司に「がんばったね」と言ってほしくて「この書類確認してくれますか?」と言ってみる。
大抵大量のミスを指摘されて怒られる。それどころか「これくらい当然でしょ」とか言われちゃう。
③相手にもう自分を責めてほしくないから「あなたのその言葉に傷付きます」と言ってみる。
でも「私が先に傷付いてるの分からないの?」と余計責められる結末になる。
なぜこんなことが起きてしまうかと言うと、相手に本意を伝えていないからなんでしょうね。
「謝ってほしいです」「褒めてほしいです」「責めないでほしいです」を言ってない。
言ってほしい言葉を隠して相手に言わせようとするのは、実は良いコミュニケーションじゃないと知っておきましょう。
なぜ本意を隠すのが良くないのか?
本意を隠すと必ず自分が辛くなるのでやめましょう。
理由は2つあります。
1つ目は嘘になるから。隠すという時点で自分に自分で嘘をついていることになりますね。
謝りたくもないのに謝ったり、確認してほしい訳じゃないのに確認してもらったり、黙ってほしいだけなのに傷付いてるアピールをするのは自分も消耗してしまいます。
もう1つは支配になるから。相手に言ってほしい言葉があるというのは、相手に思い通りに動いてほしいということと等価だ。
一回は支配に屈してくれるかもしれないが、二回目は逃げられる。
もしくは「自分もお前の支配に屈するから、お前も私の支配を受けろよ」みたいな感じで支配されることになって辛い。笑
これを共依存というらしい。とても不本意な関係に沼ることになってしまうのでとても辛くなってしまいます。
本意を伝えるか、支配欲を手放すか。
相手に不本意なことを言われてモヤモヤする人は、本意を伝えるか支配欲を手放そう。
本意を伝えたら意外と叶えてくれるかもしれないですし!
支配欲は大抵相手に親を投影している時に起こるので、親子関係の回復を進めていく必要がありますね。
そうやって相手と対等なコミュニケーションを身につけていくことで、少しずつ“不本意”を減らしていけたら良いですね!