支援員森さん流、学んだことの活かし方
昨日森さんから相談があり、今日お話する時間を取りました。
そこで森さんが話してくれたお話が、とても美しくて利用者さんにも活きる話だなぁと思ったので、森さんから許可をもらい、ブログにすることにしました。
就職のための基礎講座を受けて
以下、森さんが話してくれたことです。
27日(土)の就職のための基礎講座を受けて、自分の課題ってなんだろ?って思ったんです。
そしたら、相談しないってことが一番の課題だったんじゃないかなと思って。
一つ目に就職した会社の人に「なんで相談してくれなかったの」と言われたのが、今でも残ってて。
二つ目の会社でもそう。相談するのが迷惑かけちゃうとか、プライドとか、色々あって、結局スタンプカードが溜まっていっ(て、爆発し)ちゃう。
だから、今回はちゃんと相談しようと思って。
10月から一人で(月)(金)の集合プログラムを持つようになって、結構パンパンで。リニューアル自体は来年以降って話だったけど、今がしんどくて。
ということで、高木さんと宮崎さんにお話聞いてもらおうと思って、お時間いただきました。
良いなと思ったところ
良いなぁと思ったところが3点あったので、解説していきます。
①自分ごとにして考えること
こうやって講座を受けて「ええ話聞けたなぁ」で済まさずに、「自分の課題はなんやろ?」と自分ごとに落とし込んで考えてみるというところが、とても素敵だなと思いました。
これは高木さんのセミナーに限った話ではないですが、セミナーや講座を受けたり、本を読んだり、良い感じの人の話って、「良いこと」を教えてくれることが多いんですよね。
そういう情報の数々は、分かりやすい言葉で、ないしは刺さるフレーズで自分の懐にスッと入ってくるので、あたかも自己理解が深まったかのような感覚になります。
でもそこで終わったらただのドーパミン放出ボタンを押しただけになってしまうので、しっかり自分ごととして演繹してみて、自分の言葉で咀嚼していくことがとても大事。
インプットしたものを、そうやって考えてみるということが、とても良いことだと思いました!
②具体的に言語化するところ ③行動に落とし込むところ
今回の話だと、「相談するのが苦手だよなぁ」で終わらずに、「今の悩みは(月)(金)の集合プログラムのことだ」「解決するために月曜日に相談しよう」という風に、悩みを具体的に言語化し、解決するための行動に落とし込むところが素敵だと思いました。
自己理解を深めるのは、より良い自分になるためですよね?今の悩みが具体的に分かったら、解決するまでが自己理解です。解決するための具体的な行動まで落とし込むということがとても大事です。
具体的な悩みが分かっただけの状態では、解決していないので、悩みが分かってない状態と実質的には変わらないですもんね。
自己理解が深まったから働けるようになるわけではなく、深めた自己理解を基に課題を解決するから働けるようになるのと同じです。
セミナーで聞いた話を①自分ごととして捉え、②悩みを具体的に言語化して、③行動まで落とし込む、というステップが、とても美しく反映された思考プロセスだなと思い、聞いていて惚れ惚れしました。
なかなか解決しない人は
セミナーを受けてもなかなか自分が変わらない人、困りごとが解決しない人は、このステップのどこかが抜けているかもしれません。
そういう方はぜひ、森さんを参考に、①自分ごととして捉え、②悩みを具体的に言語化して、③行動まで落とし込むを実践してみたら、良いこと起こるかもしれませんね。