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カテゴリー:えさか体験記

「過去からの学び」が「未来への勇気」になる!

今回は「将来の夢」に関するお話です。

私もえさか通所開始から1年になり、本格的に卒業後の進路を考えるフェーズに入りました。
支援員さんたちや高木さんと一緒に自分のこれまでの経験や想いを振り返る中で、「今度は自分が昔から憧れていた仕事に挑戦したい」という気持ちを強く感じるようになりましたが、「それよりもつぶしが効いて安定した仕事を選んだほうがいいのではないか」という考えとで葛藤が起き、しばらくまっすぐに自分の気持ちに向き合えずにいました。

そして、その葛藤が起こる原因は、「その仕事に就いたその先」に対する不安にありました。

いざ自分の憧れていた仕事に挑戦したとして、すぐに熱が冷めてしまったらどうしよう。大した結果を出せず、自分の手に何も残らなかったらどうしよう。挑戦したことが全部無駄になったらどうしよう。
その想いが邪魔して最初の一歩を踏み出すのにためらっていました。

どうしたらこの葛藤を乗り越えて新しい一歩を踏み出せるようになるのかを面談で考える中で、支援員の森さんからある指摘を受けました。

「新しいことに挑戦して上手くいかなかったら自分に何も残らないのではと不安になるということは、Yさんは逆にこれまでの経験を無駄だと感じているの?

この言葉を受けて、私がこれからの挑戦が無駄になってしまうのではないかと思ってしまうのは、実際に自分が過去の経験をそれより後の生活に活かせていないと感じているからではないかと気づきました。

たしかに、学生時代に就活をしていたときは「結局自分の専攻と全然関係ない仕事を目指すようになって、今まで学んだことが無駄になっちゃってない?」と考えることがよくあったり、会社を辞めてからは「大学まで出してもらったのに新卒で入った会社を数年で辞めてしまうなんて、自分の人生や両親の頑張りを無駄にしてしまった」という自責を強く感じたりしていたことを思い出しました。
私が持っている不安は、過去と今の繋がりを感じられていないことから来ていたのです。

しかし、逆に「過去にこういうことに取り組んだ経験から、こんなふうに自分の興味が広がっていったよ」「過去のうまくいかなかった経験からもこんな学びがあって、こんなふうに成長できたんだ」というように、過去と今の自分の繋がりを実感できたら、「たとえこれからの挑戦の結果が華々しいものでなくても、別の形でその後の人生に活かせるようになる」と思えるようになるのではないかということにも気づけました。

ブログの作成をとおして私が訓練で得た気づきや自分の変化・成長をできるだけたくさん自覚して言語化できたら、新しいことに挑戦するときに感じる不安も軽くなるのではないかと思います。
納得して新しい道を進めるように、これからもこの成長ブログを書き続けていきたいです。

自立センターえさか

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