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カテゴリー:えさか体験記

良い子のあなたへ

今えさかに通所してる方やこれから通所しようと思っている方に提案したいことがあります。それは、もしやりたい悪事があるならやってみてほしいということです。悪いことはするなと思ったでしょう。あなたは正しい。そりゃ盗みとか、暴力とかは本当にだめです。でも軽い悪戯とか、集合プログラムでの目的違いの行動をあえてしてみることはおすすめします。なぜなら、やってみたら何でやったらダメかよくわかるからです。3つくらいやってしまったのですが、返り討ちにあいました。

その中のひとつの悪事について今回は書いて行きたいと思います。

えさか付近のドンキホーテで酸っぱいとかかれたゼリーを見つけました。食べてみると本当に酸っぱかったのです。私は思いました。「ここまで酸っぱいならあの高木さんでもギャフンというかもしれない」

思い立ったが吉日、翌日ゼリーを買いたしてえさかに向かいました。高木さんにだけ食べさせると、怪しまれるかもしれないと先輩方や宮崎さんにも食べてもらうことにしました。まず、昼休み先輩方に差し入れました。特に怪しまれず、むしろ「身体にいい奴?」くらいに好意的に受け取ってくださり罪悪感を覚えました。許可をもらって高木さんの部屋に持って行くことにしました。高木さんに渡すとすぐ食べてくれました。しかし、反応は薄く「酸っぱいなぁ」くらいのものでした。そして私に追い討ちをかけたのは、宮崎さんの無邪気な反応でした。宮崎さんは酸っぱいもの好きでした。「食べたらLINEに感想送りますねー」といってくださり、本当に感想を送ってくれました。

みんな疑わず食べてくれたことで罪悪感が募るわ、高木さんは全くギャフンと言わないわで、つくづく他人は思い通りにならないなと思いました。また、意外とみんな酸っぱいものが好きだという発想がなく視野が狭かったことに気付きました。そして、何よりも食べ物で遊んではいけないし、商品化されているというゼリーの正当性を無視してしまっていました。これ以来食べ物を使って何かを企てることは、他人を笑顔にする目的でしかやらないことにしました。

書いてみて「これめっちゃ酸っぱいんですー」といってみんなに差し出してた時点で、騙し討ちでもないから誰も驚かないということに気づいた。アホだった。

自立センターえさか

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