えさかには、私も含め｢もう一度働けるようになりたいけど、自分だけではどうしたらいいかわからない｣という人が集まっています。
このブログを読んでいる中にも、日頃から｢自分は仕事ができない｣と感じて苦しんでいる方は多いのではないでしょうか？

私は応用が利かないタイプで、曖昧な指示を出されたり新しい仕事を振られたときにパニックになってしまうという困りごとをずっと抱えていました。
えさかの講座の中でそのことを高木さんに相談すると、応用が利かないのは基本ができていないからだと指摘を受け、あらゆる業務に共通する｢仕事の進め方の基本｣を教えてもらいました。

その基本とは、
①｢最終形｣をイメージする
まずは生み出すべきアウトプット(成果物)を詳細に、具体的にイメージする
②｢準備作業｣｢主作業｣｢終了作業｣の3工程を意識する
やるべきことをこの3つに分類して時間と労力の配分を決める　というものでした。

この｢仕事の基本｣を聞いたときに、私の場合は特に｢準備｣が足りていなかったことに気づきました。
今までは指示や依頼を受けたらいきなりメインの作業に入ってしまっており、仕事のしかたが行き当たりばったりなために作業を始めてから分からないことがたくさん出てきて確認に追われたり、途中でミスに気づいてやり直しになったりするなどで大きなタイムロスを出してしまうこともありました。

そのため、リワークでは｢作り上げたい成果物がどのようなものか詳細にイメージし、そのイメージが求められているものと合致しているか確認する｣｢メインの作業に入る前に、必要な情報を集めたうえで全体のスケジュールを立てる｣ことを特に意識して取り組むようにしました。
訓練を重ねるうちに仕事の基本がだんだんと習慣づいてきて、毎月のリワークで新しい依頼を受けたときにも落ち着いて仕事に取り掛かれるようになってきました。

えさかに通う前は｢これから次の会社に入っても、またうまくいかないんじゃないか｣という不安が大きくて就職活動ができずにいました。
でも、この基本が身についてきたことで｢この基本を押さえていれば、これからどんな仕事をすることになっても限られた時間でちゃんと成果を出せるようになるかも…！｣と少しずつ再就職に前向きな気持ちになってきているのを感じます。

☆この文章の下に、高木さんに教えていただいた“3つの工程”のリストを掲載しています。
みなさんも普段のお仕事でこれらの作業ができているか、ぜひチェックしてみてくださいね！