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カテゴリー:えさか体験記

幸せになるための手順!?

私がえさかで学んだことの中で最も印象的だったもののひとつが「幸せの三段重理論(幸せのピラミッド理論)」です。この理論は「幸せの種類はドーパミン的幸福、オキシトシン的幸福、セロトニン的幸福の3種類に分けることができ、セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福の順で満たされることでヒトは幸せを感じられる」というものです。

私には長年、自分と他人を比較して自信をなくし落ち込む癖がありました。他の人が自分よりも評価されていたり、他の人の優れている面を目の当たりにすると、とたんに心がざわついて「人より劣っている自分に生きている価値なんてないんだ」と悲観してしまっていました。
かといって、いざ自分の努力や成果が高く評価されても「こんなに褒めてもらえるなんて、何かの間違いでは!?」「自分より優秀な人が来たらきっとすぐ見捨てられてしまう…!」などと感じてしまい、どちらに転んでも不安や焦りがつきまとう苦しい日々を送っていました。

えさかの集合プログラムでこの理論を知ったとき、私が満たされない気持ちをずっと抱えていたのはこのピラミッドのバランスが崩れてしまっているからだと気づきました。
セロトニン的幸福は心身の健康によって、オキシトシン的幸福は他者とのつながりによって感じる幸福ですが、これまでの私は自分の健康に無頓着、かつ自分の周囲の人との交流にも消極的で、セロトニン的幸福やオキシトシン的幸福の追求をおろそかにしていました。
そして、上の2つの幸福が不足している分をドーパミン的幸福の追求…たとえば他人との競争や資格の獲得…によって無理やり埋め合わせをしようと必死になっていましたが、幸せの土台が不安定な状態では当然つらい気持ちが消えることはありませんでした。
ピラミッドの構造を知ることでこれまで私が感じていた飢餓感の正体がわかり、自分でも驚くほど腹落ちしたのを覚えています。

幸せのピラミッドについて学んでからは、これからより良い人生を送れるようになるには健康に気を配り身のまわりの環境を整えること、そして周囲の人と穏やかな気持ちでコミュニケーションをとれるようになることこそが自分にとって今いちばん重要な目標だと認識でき、健康管理や生活管理、対人交流の課題解決に向けてより一層前向きに取り組めるようになりました。

利用者Y

自立センターえさか

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