第4回~第6回「支援者研修」
支援者研修のブログをためてしまっていました…!
第4回「目標の日々の行動への落とし込みかた」(2018年8月28日)
第5回「目的論、全体論、認知論」(2018年9月25日)
第6回「行動変容を促す関わり、声掛け」(2018年10月23日)
講師:Make Your Happiness 藤江正直さん
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第4回「目標の日々の行動への落とし込みかた」
・ゴールは未来を変えるためではなく、【今を変えるため】にある。
・ゴールを設定するうえで大切なことは、出来るかどうかではなく、
そのゴールを見るとあなたの感情のスイッチがONになるかとどうか。
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【今】の自分をもっと充実感をもって動けるために立てる。
……ダイエットが良い例な気がしました。
目標は「痩せたい」……だけど、「今は食べたい」「今は動きたくない」……笑
1週間の目標を立て、過ごしてみました。
毎日のことを報告したので、より意識して動けていました。
ただ、やはり【今】ではなく、【ずっと先】を考えて行動していたので、【今】を楽しめるよう考えたいなぁと思いました。
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第5回「目的論、全体論、認知論」
・原因論:過去の原因があるからその問題が起こったとする考え方
・目的論:成し遂げたいなんらかの目的があって感情を生み出し行動しているという考え方(←アドラー)
目的論は、トラウマの存在を否定しているので、最初聞いた時は「??」でした。
ただ、どちらが良い・悪いではなく、
「原因」と「目的」、どちらで考えた方が問題が解決するかが大事だそうです。
(原因論:モノや機械に問題が起こった場合は、原因論の方が解決しやすい)
(目的論:人間そのものや人間関係で問題が起こった場合は、目的論の方が解決しやすい)
・全体論:人間の心には分裂や葛藤はなく、全体として1つという考え方
「目標に向かって進みたい、前向きに変わりたい自分」と「それを止める自分」
……矛盾しているようだが、どちらにも意味がある。
(「止める自分」は、自分を守るためのもの。だめじゃない。「止める自分」の声に心を傾けてみる)
・認知論:世の中に真実などない。あるのは主観的な解釈だけ。
=物事にはその人その人の解釈があって、それに正解・不正解はない
ミスコミュニケーションは、認知の違いから起こることが多いそうです。
双方の話を聞くと、お互い全然違うことを言っている……よくあります。
ここで大事なのは、「ちゃんと言った(伝えた)」ではなく、
「相手がどのように受け取ったか」相手がどう認識したか、どう理解したかです。
ちゃんと伝わったか、ちゃんと受け取ることができたか、という姿勢を大事にしようと思います。
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第6回「行動変容を促す関わり、声掛け」
「行動変容を促す関わりとは?」……意見を出し合いました。
・否定的な気持ちを確かめ、どうしてそう思うのか聞く
・楽しいかどうか聞く
・目的の再確認
・当事者の気持ちになる
などなど……
行動変容のためのステップ「受容」「目標設定」「実行」「検証」の中で、
利用者さんの背中を押してあげられるような関わり方が大事、と学びました。
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全6回の支援者研修が終了しました。
意見をたくさん出し合い、色んな考え方に触れました。
認知論で学んだとおり、正しい・正しくないということはなく、
お互いの意見に否定が入らなければ、人それぞれで面白いなぁと思うことばかりでした。
利用者さんも、私とは考え方が違う人が多いかもしれませんが、
自分の考えに固執せず、どうしてそう思うのか?とお話を聞いていけば良いんだなぁと思いました。
改めて、「受容」の大切さを知りました。
藤江先生、ありがとうございました!