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カテゴリー:訓練の様子をご紹介

主体性が弱いと傾聴できなくなる

こんにちは、支援員の森田です。
えさかで言われている主体性とは、「自分で決めて、自分でやる」ことを指します。
「自分で決めて、自分でやる」ことを放棄してしまうと、ある場面で傾聴が必要なところで、できなくなるのではないか?と自分の経験で感じました。詳しく知りたい方は、このまま読んでいただけたらと思います。

10月9日の実践プログラムでは、前田さんがお休みで、私が進行をすることになりました。しかし、実践プログラムが行われる7階には、森さんが居ました。私は「森さんがいるなら、進行も森さんなのかな?」と自己判断してしまいました。しかし、休憩中に確認したところ、実際の進行役は私でした。そのため、プログラムの振り返りの担当はいつも前田さんなのですが、今回は私になったことを、企画した利用者さんに後から伝えてしまう結果になりました。利用者さんに対してモヤモヤさせてしまいました。
こうなったのは、誰が何を担当するのかを確認しなかったからです。そして、確認をしなかった理由は、状況が把握できず混乱したのと、「森さんがいるから大丈夫だろう」という自己判断によるものでした。
これは、間違った人への委ね方だと思いますし、主体性がなかったと思います。本当は、誰が何を担当するのか確認してから、何を準備したらいいか確認して用意するべきでした。それが主体性と傾聴力の使いどころです。
主体性がなく、後ろ向きな状態だと、人に確認することを躊躇ってしまう、あるいは間違った相手への委ね方になってしまうと思います。
なぜ、自分は主体性が阻まれているのか?
なぜ、自分は後ろ向きなのか?
そのところを言語化する必要があり、解決する必要があります。
まず私がやることは、言語化して可視化していくことです。少しずつやっていこうと思います。
こうして、主体性が弱くなっているときほど、傾聴ができなくなるのは、自分が後ろ向きになっていないかを気づく必要があります。
これを読んで、自分1人では難しいと思った方は、ぜひえさかに来てみてください!

支援員 森より

自立センターえさかでは、
「自分で決めて、自分でやる」ことを大切にしており、
できる限り“指示・命令”をしないようにしています。
今回のケースで言えば、前田が休むと決まったあとも、森田に指示を出すことは控えました。

(補足)
実践プログラムの担当支援員は前田と森田です。
森は、4月からこのプログラムの担当を外れています。
ただし、いざという時に代わりができるよう、前田と森は事前に打ち合わせをしていました。

自分が動かなかったことで見えてくる「足りなさ」があります。
それが、自分の【現在地】です。

【現在地】が見えたとき、
「何を準備すればいいか」も自然と見えてきます。
不安があれば相談する、足りない部分があれば補う。
ただし、それを実際にやるかどうかも、本人に委ねています。

もし自責や他責の気持ち、あるいは「やりたくない」という感情が出てきたら、
そのまま相談してもらえたら良いなと思っています。

それが【課題】なら一緒に整理しますが、
【目的地】によっては【課題】ではないこともあります。
たとえば、「実践プログラムのメイン担当支援員をやる」という目的がなければ、
それは【課題】ではないということです。

そうであれば、前田に「今後休むことがあれば、森さんにメイン担当をお願いしたい」と
伝えてもらえれば十分です。

※ただし、「お願いした=やらなくていい」というわけではありません。
そのときの条件(スケジュールや人員の数など)を踏まえ、改めて相談して決めていくことになります。
「誰が、どこまで、どう動けるか」を話しながら決めていくのです。

【現在地】【目的地】【課題】については、
自立センターえさかの「社会人基礎力・課題発見力」を
ぜひ参考にしてください!

自立センターえさか

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