カテゴリー:訓練の様子をご紹介
対人場面で餌食にする人・される人
今日の集合プログラムの話のお裾分け。
友人や職場の同僚と話すときに、愚痴を喋りすぎて相手をイライラさせてしまったり、逆に聞きたくもない愚痴を聞くハメになってしんどくなったりということが起こる。
今日はそれのカラクリの話。
■餌食にする側の心理
愚痴を喋りすぎて相手を怒らせたり、相手が離れていってしまう人は、実は目の前の相手を見ていない。
相手を親だと勘違いしている。
なんでも受け入れてくれる親だと思って喋っているから、目の前の相手が徐々にイライラしてくることに気付かない。サインを見逃している。
■餌食にされる側の心理
愚痴を聞きすぎて自分がしんどくなってしまう人は、被害者じゃない。
餌食にされるということは、自分が撒き餌をしているということ。
相手に「どうぞ私を食べてください」と言わんばかりに笑顔を振り撒いている。
笑顔は相手の行動を受け入れるという意味になっていると知った方が良い。
相手が愚痴を話し始めた時に笑顔で対応するということは「あなたが私に親を投影して餌食にすることを肯定しますよ」と表明していることになっている。
そういう人は「笑わない」という手段を戦略的に練習した方が良い。
餌食にする人は拒否されるまでが1セット
餌食にされる人はしんどくなるまでが1セット
どちらもバッドエンドのハッピーセットで相手と対話している。
互いに初手からミスっていることに気付き、本当のハッピーセットで相手と話したいものだ。