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社会人基礎力~規律の主人公は自分~
- 今日の自立訓練は社会人基礎力【情況把握力】【規律性】でした。今日は一見ネガティブなイメージを持つ「規律」のお話を紹介します。
ルールは悪いもの?
「ルール」と言われたらどんなイメージをするでしょうか?
- 嫌なもの
- 破りたくなるもの
- 守らないといけないもの
- 従わないといけないもの
- 上から与えられるもの・・・・
「ルール」と言われると、なんとなくネガティブなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
なぜネガティブなイメージになってしまうのか?
その背景には、家族には家族ルールがあり、学校には校則があり、国には憲法や法律があり・・・私たちが幼い頃から触れてきた「ルール」は「大人が作ったもので守らなければいけないもの」という意識があるからかもしれません。
そう考えると少しネガティブなイメージになるのも納得です。
自分の半径5mのルールは自分で決める
「ルール」と聞くと、少し堅苦しいかもしれない。でも本当はそうじゃない。
まずは自分が決めたルールを守るところから「規律」は始まる。
自分が決めたルールを自分で守れて初めて他者との規律の話になる。
まずは自分の半径5mのルールは自分で決めて、自分で守ることからだ。
他者との規律はお互いが重なることだけで良い
自分の中でのルールが守れたら、次は目的目標を共にする他者との規律の話になる。
でもそんなに硬く、かしこまらなくても良い。
勿論「相手を従わせよう」「相手に従っておこう」とも思う必要もない。
他者との規律は簡単で「共通の目的・目標に向かう上で、お互いが守りたいと思うこと」だけを規律にしたら良い。
規律を作る人全員が守れるものを作ったら良い。
みんなが主体性を持って規律を作ることで、コミュニティの規律性が成立する。
誰かの上や下にいるのではなく、一人の対等な人間として社会参加していくことが、規律性を高めること、おいて自立することに繋がるということになりますね。