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チームで働く力~多様性について考える~
今月の自立訓練はチームで働く力を伸ばしていきます。
チームで働く力は「多様な人々とともに、目標に向けて協力する力」とされています。
平成に多く聞かれるようになった「多様性」とは、具体的にはどういうことを指すのでしょうか?
もしかしたら「自分とかけ離れた人々」を多様性に富んだ人だとおもっていませんか?
本当はそんなことはないんです。
例えば1科目100点満点のテストを5つ(国数社理英)受けるとします。
満点は500点、最低点は0点です。
そこで仮に499点取ったとしましょう。
1点だけ落としたとしても、国語が99点のパターンと、数学が99点のパターンと、社会が99点のパターン、理科が99点のパターン、英語が99点のパターンと5通りのパターンがあるのです。
一見同じ499点でも5パターンの多様性があるんだから、自分と似ていると思った人でも、違うところがあるってことが分かりますね。
そして500点満点の250点を取る人たちは、数兆通りのパターンがあるそうです。
(499点の人は5通りなんだから、それに比べると凄い数ですよね…)
真ん中は平均値だから、みんな同じだろうと思いきや、平均値が最も多様性に富んだ集団なんですよね。
自分と同じタイプの人でも、中身は全然違うなんてことばかりです。
多様性なんて実はなくて、全員違うということを理解することが大切なのかもしれません。
普通は幻想だなと思うお話でした。