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12月28日公開「こんな夜更けにバナナかよ」を試写会で一足先に観てきました!

12月28日公開「こんな夜更けにバナナかよ」を試写会で一足先に観てきました!

私は、映画をあまり観ない方だと思います。
観終わった後にHAPPYな気分にならない映画は苦手です。
感動したり考えさせられたりするのは良いことなんだろうと思いますが … …見終わった後にスッキリしないんです(苦笑)

「この映画はどんな映画なんだろう? “悲しい”で終わる映画なのかな……」
が、最初に思ったことです。

「やっぱり感動ものかぁ」
が、予告を見て思ったことです。正直、気分はちょっとマイナスの方向に傾きました。

ただ、美咲(高畑充希さん)が、障がい者の鹿野さん(大泉洋さん)に、
『鹿野さんて何様?』『障がい者だったら何言っても良いわけ?』と言うシーンがあるのですが、
「この質問に対する答えは、どんな風に描かれているんだろう……」
それが知りたい、と強く思いました。

私の感じた答えは、

「障がい者だから何を言っても良いわけではない」
とは言え「健常者だから何を言っても良いわけではない」……

あー違う。障がい者とか健常者とかは関係ないし、
「障がい者も健常者も自由に素直に生きればいい」です。

いや、だってですよ。
夜中にバナナ買ってこいなんて、誰が言ってもわがままに聞こえます。笑
障がい者だからわがままなのではなく、鹿野さんがわがままです。笑

でも、それがだめだとは思いません。

私だって、夜中に突然バナナを食べたくなることがあるかもしれない。
私は自分で買いに行けるけど、鹿野さんは自分で行けないから誰かに頼まなきゃいけない。

ただそれだけだなぁと。

それが「わがままか?」と聞かれると、
「ん~~わがままだね」「でも自由で素直なだけだよね」と。

そのわがままに付き合うか付き合わないか、それも自由だと思います。
(美咲はボランティアだからバナナを買いに行くわけですが、ボランティアをするかどうかも自由)

自由で素直な人って、魅力的だと思います。とても。
そんな人って、周りにうまーく迷惑をかけてる……笑

でも全然憎たらしくない。むしろ可愛らしい。……不思議。笑
鹿野さんもそんな人です。
映画を観終わるころには、「鹿野さん大好き!」って思っちゃいました。

「人に迷惑をかけるな」とも言いますが、
かけて良い迷惑 と かけてはいけない迷惑 があり、
それは人それぞれ違うし、関係性でも変わってくるんだろうなぁと思います。

ちょっとだけでも自分の考え方を「利己」から「利他」に変えたら、
わがままの受け取り方も変わる気がしました。

そして、この映画はとてもHAPPYな映画でした。
涙が止まらないシーンもありました。
でも、悲しさをひきずらない。
鹿野さんがおちゃめで楽しいシーンが多く、
そんな鹿野さんや周りの姿を観て、前向きになれるし、
何だか「爽快!」って気持ちになりました。

美咲と久(三浦春馬さん)の恋模様も見どころの一つだと思います。
美咲が可愛いし、いじらしいし、小悪魔で、笑

映画が面白かったので、877人宣伝ボランティアに応募したら、光栄なことに選んでいただき、感想ブログを書いてみました。
読んでいただき、ありがとうございます。
ぜひ、映画を観に言って、そして感想を話してもらえたらうれしいです。
劇場情報はこちら

A型事業所の受付に、数枚チラシが置いてあるので、ぜひお手にとっていただけたらと思います。

ではでは、良いお年を!そして良いバナナを!

こんな夜更けにバナナかよ

by森

自立センターえさか

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