就職のための応用講座~対人関係について聞いてみた~
こんにちは。支援員の森です。
7階の集合プログラムで、利用者さんたちにブログ記事を作成していただきました!
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7階の利用者向けに、月1回程度高木さんが「就職のための応用講座」でお話してくださっています。応用講座は長く働き続けることを目的としています。10月の回は、利用者からの質問に高木さんが回答する形で開催されました。
長く働き続けるためには対人関係が肝になるため、全員対人関係について質問しました。以下、利用者3名の学び・気付きを記事にしました。ご一読ください。
他人と関わると疲れる
私は高木さんに、「他人と関わると疲れる理由」を質問しました。会社の同僚でも、仲の良い友人でも関わると疲れるため、聞いてみました。
「他人と関わると疲れる人は、一人でいても疲れる。」と高木さんはおっしゃっていました。ロジックは以下の通りです。
①他人と関わると疲れる原因の一つとして、親に好かれたいという思いを他人に投影している可能性があります。
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②他人を介して親を見ているため、自分の内面で常に親を意識して葛藤しています。
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③内面の葛藤なので、他人と一緒にいるときのみでなく、一人でいても疲れることになります。
一人でいても、他人といても疲れる感覚があるため、この回答に納得感を得ました。他人と関わると疲れるは誤解で、私は一人でいても疲れていたのです。私は自分に自信がなく、「評価軸を親に好かれること」と設定していました。「普通の人は親のことは意識しない」ということをよく夫にも言われていて、親を評価軸にしていることが生きづらさの原因であることも改めて腹落ちしました。
Aさんは「『一緒にいても疲れない人がいて、その場合はその人本体を見て、面白いと思っているときだ』と高木さんがお話していたことが印象に残った。」と言っていました。私はえさかでの対人交流にはそこまで疲れを感じないので、えさかではそれぞれ個人を見ることができているのかと思いました。
高木さんのお話・周囲の方の感想を聞き、疲れを感じずにご機嫌に暮らすために、内面の葛藤を減らし、他人をその人本体として見られるようにしたいと思いました。私のように、他人と関わると疲れると思っている人がブログの読者にもいらっしゃるかと思います。一度、一人でいる時も疲れていないか、振り返ってみませんか。新たな気付きがあるかもしれません。
初対面の人と距離感が分からない
私は初対面の人と話す時、距離感が掴めずにグイグイいってしまうことがあります。どう距離を掴めばいいか分からず、講義の際、高木さんに質問してみました。
この質問に対して、高木さんは「距離感が分からなくて当たり前なので、まずは相手との距離感を見極めよう。自分からグイグイ行くのではなく、相手を観察して大人しく待ってみる。相手から来たら自分も受け入れる。」と回答してくださいました。
利用者さんと講義の感想を話し合った際は、「話しかけてきて欲しい時にはニコニコしておくのは大事だよね。観察して大人しく待ってみよう」や「でも、仲良くしようと思わない方がいいのでは?」という意見がありました。
高木さんの回答を聞いて、距離感は分からなくて当然なので、自分から話しかける場合は、相手を観察することが大事だと学びました。相手を観察した上で、話しかけても大丈夫かを見極めることを心がけようと思います。もし、話しかけない方がいいと思った時は、相手から話しかけられるまで待ってみようと思います。また利用者さんがおっしゃったように、無理に仲良くなる必要もないんだなとも思いました。気が合えば仲良くなるくらいでちょうどいい距離感を見極められるのかなと思います。
父とうまくやりとりができないのは?
私が高木さんに質問した内容は、「父とうまくやりとりができないこと」です。
ひとつは目的をもって話せましたが、私の今の心情を伝えたら、曖昧に返されてしまったことにモヤモヤしてしまいました。
高木さんには、「なんで心の話をしたのか」と問われ、私は「父に分かってほしいから」と言いました。
そして、高木さんに父と娘が分かり合えない理由を仮説として3つ教えてもらいました。
1つ目は、話が合わないのは普通で、父と娘なら本能として恋愛感情になってはいけないから。
2つ目は、世代が違うこと。
3つ目は、父親は目の前にいる娘がいれば好きだろうが、大体は仕事のことに集中し、考えていること。
従って、分かり合えないのは普通だということを高木さんに教えてもらいました。
この後、私の質問への感想を利用者さんから聞きました。
Aさんは、「以前は親に対して分かってほしいと思っていたが、世代の差もあるし仕方がないと受け入れました。」と言っていました。
Bさんは、「父親とはうまくいっていて、楽しく会話ができます。」と言っていました。
感想を聞き、Bさんとは真逆な状態と知り、驚きがありました。私にとっての父との楽しい会話は何だろうと考えさせられました。
講座を通して、今まで私は、父親と分かり合えないといけないという思いがありましたが、これからは、父親と関わるときは目的が達成しているかを中心に意識して、会話しよう思います。
まとめ
応用講座のあとに、集合プログラムとして「講座の学びや気づきを共有すること」を、目的にこのブログ記事を作成しました。いかがでしたか?
この機会に訓練に興味を持っていただけたら嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
再び、森です。
このブログ記事を書く目的はもう一つありました。
「ブログを読んでくれた人に“伝わる”ようアウトプットする」です。
ターゲットを細かく決めていなかったので、どこまで説明するか話し合ったり、
話し合った内容を文字に起こすのって難しいという気づきがあったり(その場にいたからこそ分かることがある)。
今回も、話し合いの時間を多くとっての協同作業でした。
次は、企画プログラムをやりまーす!