「イヤ」の感情に引っ張られる!
MBTI診断の結果、私は『INFP』でした。
日本人では一番割合が多いそうです。
私自身が厄介だと感じてるのは『F』。
判断の仕方が『感情的』なところです(反対の「T」は『論理的』)。
「イヤだ!」と思ったら、その感情に従って行動しなくなるんですよね……。
(同様に、利用者さんの中にも、イヤな感情から訓練を継続できなくなる方がいらっしゃいます)
思えば、イヤで仕方なかったけど、行動したことによって乗り越えられたことと感情に流されて良い未来に繋がらなかったこと……どちらも経験してきたなぁ……。
イヤで仕方なかったけど、行動したことによって乗り越えられたこと
私は中学生のとき、不登校でした。
そのため、高校進学に対しては「行きたくない」という気持ちばかりが募っていました。
それでも、周囲の人たちが支えてくれ、私自身も「このままではいけない」という微かな想いがあったので、高校に進学しました。
しかし……通学はギリギリできていたものの、ストレスで心身ともにボロボロになっていました(食事が全く喉を通らず、1か月半で10キロほど痩せてしまった)。
本当に辛くて仕方なかったのですが、毎日通学を続けるうちに、少しずつ平気になっていきました。
教室の中にいる人たちへの恐怖心などが徐々に無くなっていったんだと思います。
(私が勝手に、周りを敵のように感じていただけで、クラスメイトはそんなことなかった……少しずつ誤解が解けていった)
結果、不登校だったころの時間を取り戻すかのように、充実した高校生活を送ることができました。
もしあの時、私が「イヤだ」という気持ちを優先して、また引きこもりに逆戻りしていたら……。
もし親や先生が「そんなにイヤなら行かなくていいよ」なんて言っていたら……。
「イヤだ」という感情に従わなくて本当によかったと、心からそう思います。
感情に流されて良い未来に繋がらなかったこと
私の場合は、恋愛関係です。
若いころの手痛い経験から、何も行動をできずにいます。
でも、だからって何もしないと……虚無なんですよね……。
何もしないのは私にとって良くなさそう……
このイヤという感情と向き合っていく方が良さそうです。
感情に流されて、幸せなのかどうか
イヤという感情に従ってもモヤモヤが続くなら……
健康な生活を送ることができていないのであれば……
その感情に飲み込まれないようにした方が良いと、私は思います。
(イヤな感情を避けて、幸せを感じてるなら大丈夫かと!)
〈感情〉の前には、〈解釈〉があります。
その〈解釈〉と向き合い、認めて許してあげることで、〈感情〉が落ち着いていくんだろうと思っています。
利用者さんの〈感情〉が、自立や理想の未来を阻むものであるなら、
えさかで存分にイヤイヤ言ってもらって、どういう〈解釈〉をしているのかを一緒に解明していけたら良いなぁと思います。
(過去の誤解から生まれた感情かもしれないし!)。
スキって感情を増やしていく
高木さんに上記のことを話したら「イヤじゃなくて、スキって感情だと良いよな」とおっしゃいました。
確かに同じ『F』でも「スキ!やりたい!」という気持ちが強いタイプは楽しそうです。
反対に「イヤ」の感情をベースにすると生きづらそう……。
「スキ」や「心地良い」という感情を増やしていくことも大切ですね。