過去の自分に友達を作ってあげたかった
卒業生のなです。私は去年の七月から散歩会、自助会などの会を開催しています。
続けてみたことで、顕在化した思いについて書きます。
最初の散歩会は、えさか卒業したらどこで話をしたら良いかわからないという思いや、話せる相手がいれば辞めなかったかなぁと思う利用者さんがいたこと、もう少し見守りたいと思った利用者さんに友達ができたらいいなぁと思ったことから、気軽に話せる場として散歩会を作りました。また、発達特性のある知り合いの子供たちに優しい未来のために、自分にできることはそうそうないから、とりあえずできることをするという思いもありました。
1年くらい続けると、よく来てくれたメンバーが仲良くなったり、他に居場所を見つけたようで、なんとなく安心して散歩会系をやる気がなくなりました。
でも、そのやる気がなくなったことについて、高木さんに話した時「諦めただけやろ」と言われました。そうかあ?と思いましたが、どうやらあっていました。
もう少し見守りたいと思った利用者さんに、病む前の明るい自分を重ねていました。知り合いの子供たちにも重ねていました。自分に友達を作ってあげたかっただけなのです。友達ができれば、話せなくて友達がいなかった自分もコミュニケーション力が上がって病まなかったと思っていたようです。でも、実際に月1程度の開催では、自分を含め誰のコミュ力もあがりません。大体たいして合わないから上がってもわかりません。みなさんに普通に他に友達がいます。子供たちにも。
1年やらないと気づかないし、投影の仕方も意味不明で、なんだかなと思いました。昔の自分や子供たちに何ができるか考えると、毎日楽しく過ごしてる変なやつの背中を見せることや、今子供たちに温かく接することくらいだと気づきました。
年内はつづけるつもりなので、もし予定があればお越しください。ざっくばらんに話しましょう。