親子関係の課題を解決しないと働けないの?
自分の生きづらさの根本に、親子関係のあれやこれやが影響していると考えています(実際に、面談でお話していると親子関係に繋がっていく)。
根本的な部分なので、向き合うのが怖いと思う利用者さんがいらっしゃいます。
そんな利用者さんが課題解決面談で
「親子関係の課題を解決しないと働けないの?」と質問していました。
親子関係が悪くても働いている人はいる
それに対する高木さんの返答は……
『親子関係が悪くても働いている人はいる』
私は8年くらい働き続けていますが、情況によって課題が浮き彫りになることがまだまだあります。苦笑
じゃあ、なぜ私は働けないの?
親子関係に課題があるかどうかではなく…
『ストレスを感じた時に、生活が崩れ、不調になってしまう』
『目の前の人に親を投影して、不適切な対応をとってしまい、仕事に影響が出てしまう』
だから、働けなくなるんですよね……。
訓練の段階で、生活や調子が大きく崩れていたり、社会人として不適切な表出が多かったりすると「大丈夫かな…?」と当然ながら思います。
それが、繰り返し起こっていることであれば「それだけでも解明して、改善の兆しが見えてからの就活だと遅いかい!?」と思います。
じゃあ、私は解決しないと働いちゃだめってこと?
就職活動を止めることはありませんが、支援員が不安に思っていること自体は伝えます。
それでも就労を目指す方は「課題は解決してないけど、がんばってやってみる!」というスタンスです。
(社会のなかで、PDCAサイクルをまわしていく覚悟が見える感じ)
そしてほぼ必ず「困ったら相談に来て良いですか?」って言ってきてくれます。
(「もちろん!」と答えます)
えさかでは、「自分で決めて自分でやる」を自立の形としているので、自分で決めた利用者さんを応援しますし、
「やってみてダメだったらまた戻ってきても大丈夫」と思って送り出しています。
「もし、課題が出てきて困ったらおいで」という感じです。
結局……(まとめ)
親子関係に課題があったとしても、
目の前の人と対等にコミュニケーションを取りながら仕事をこなし、
大きく健康や生活を崩さなければ
働き続けることができるんだと思います。
合わせて、
元利用者で、現支援員のもりたさんのブログ記事『しんどいのに同じ選択をしようとしている人へ』をぜひお読みください!