自分の中の自分たちとの付き合い方
こんにちは!支援員の宮崎です。
今回は卒業生のなさんが、自分の中の自分との付き合い方について書いてくれました!
自分の中の自分たちとの付き合い方
卒業生のなです。私は通所中ずっと、自分の中の自分たちと話すことに取り組んできました。
私の中には気づくと、ケチな犬、おせっかいの猫、甘えん坊のパンダが暮らしていました。その話を高木さん達にすると、3匹は発達特性、心体、エゴグラムを司ってて、3匹と協力できたら他人と協力できるのではないかというような仮説をくれました。
犬はASD・脳・AC、猫はADHD・身体・FC、パンダは心・A。
パンダはAだけど、赤ちゃんだったので、パンダを大人にしようという話にもなりました。
主に、毎日3匹にどんなことを思ったか気になった聞いて書き出すこと、何かあった時に具体的に〜についてどう思う?と尋ねて書き出すこと、主に昼休みにご飯を買いに行った時全員の意見が揃うまで買わないという取り組みをしました。
最初は、イタズラをする時くらいしか意見が合いづらかったり、住人同士で喧嘩したり、あまり仲良くありませんでした。支援員さん達に助言をもらったり、地道に意見を聞き続けて住人達の願いを叶えることで、徐々に話してくれるようになりました。
思いを話してくれるようになったおかげで不調の対処ができるようになりました。他の課題の解決との兼ね合いもあるけれど、パンダも高校生くらいにはなり、他人ともそこそこ仲良く過ごせるようになりました。そのおかげで、今の職場は3年目です。
あなたは、自分の心や身体の声を聞いてますか?離れられない相手だからこそ、声を聞いてあげてほしいなと思います。
練習を積み重ねて成長する(解説:宮崎)
えさかでは自分の中の自分について、交流分析のエゴグラムの形を借りて自己分析をしています。えさか流のエゴグラムについて紹介したブログがありますので、もし良かったら読んでみてください。
なさんの書いてくれたブログを読ませてもらって「そう言えば最近は3匹の話を聞いてないな」と思いまして。卒業してすぐの頃は「3匹が喧嘩していて困っている」という相談をよく受けていましたもんね。
えさかの管理者高木さんは「自分の中の自分が全員賛成することを行動に移していきましょう」という話をよくしてくれます。誰かが反対している状態で無理やり実力行使をしてしまうと、どこかで歪が生じて体調を崩したり、他者とトラブルになってしまうからです。
その練習をコツコツと続けてきたなさんは、パートから始まり気付いたら正社員に。継続の先に成果が実ることを体現してくれた先輩として、頼もしい存在になっています。
そんななさん2月22日(土)にえさかで自助会を開催してくれることになりました!
ブログを読んでなさんに興味持ってもらった方、話してみたい方はぜひお気軽にお申込みいただければと思います。