「やってしまった!」から「いきたくない!」がなくなった
こんにちは!支援員の宮崎です。
今日は卒業生のなさんがえさかで克服できた対人での困りごとについて書いてくれました。
「やってしまった!」から「いきたくない!」がなくなった
卒業生のなです。私は「やってしまった!」「嫌われた!」とすぐ思ってしまいます。「やってしまった!」が重なると、周りの人に嫌われたと思い、やる気を無くして、職場に通うのが億劫になっていました。えさかに通ったことで「やってしまった!」と思っても、リカバリーできるようになりました。
どうやってリカバリーできるようになったかというと、主に2つのことに取り組んだからです。
①「やってしまった」と思った時の行動のフィードバックを支援員さんたちや他の利用者さんにもらった
②「やってしまった」となぜ思うのか深掘りして、行動を改めるようにした
実際の行動例をあげます。
例:他の利用者Aさんの持っている病気について興味本意で聞きすぎてしまった。
①上記の話について支援員さんに話した。また、Aさんに失礼だったんじゃないかと、本人にどう感じたか聞かせてもらった。
支援員さん:別にAさんから、あなたへの苦情は聞いてない。病気に興味もたれることが必ずしも嫌なこととは限らない。
Aさん:全然気にしてない。(そもそも聞かれたことを忘れていたような口ぶり)
②Aさんの持っていった病気に私もなってしまうような性格だと感じ、自分もなりそうで怖いと感じていただけだった。
例のように「やらかした!」と思ったとき、大概相手は気にしていなくて、単に自分が何か後ろめたい思いを抱えているだけというパターンが多かったです。①、②を繰り返すことで、相手に確認したり、後ろめたい行動をそうでもない行動に変えれるようになりました。また、本当にやらかしている時はうっすらしか自覚がないこともわかりました。その時はその時でアドバイスをいただきました。そのおかげで、今も「やってしまった!」とは思うけど、職場を去らずにすんでいます。
えさかは、支援員さんがマジレスしてくれるし、とてもフィードバックをもらいやすい環境だと思います。もし、私と同じような思考癖がある方がいたら、マシにできるかもしれないので、ぜひ相談にいらしてください。
誤解を減らしていく(解説:宮崎)
なさんが書いてくれている通り「やっちゃった!」と思っていることの大抵が考え過ぎで、本当にやらかしていることは自覚出来ていないという現象は職場でめちゃくちゃ起きていると思います。
この「やっちゃった!」と思ったことに対して、相手に確認するのが怖くてフィードバックを貰えていない人が多く、自分の中の「やっちゃったかも世界線」から抜け出せずに一人で病んでしまっている人って少なくないですよね。
でもその世界線にいる間は、一生「本当にやらかしている世界線」のことは見えない。
だからこそ、いち早く「やっちゃったかも世界線」から抜けて、本当にやらかしていることに目を向ける余裕を作る必要があるんですよね。
なさんも、この悪循環から抜け出せたことが働き続けられる一つのきっかけになっているようですね。卒業してから1年以上経ちますが、仕事時間を少しずつ伸ばして今ではフルタイムで働いている様子を話してくれます。また元気な様子を見せに遊びに来てくださいね^^