4/17 働くことがしんどい
利用者のいわたです。今日はとてもいいお話を聞きました。みなさんは働くとは何か?会社とは何か?を聞かれてすぐに答えることができますか?
私は働くとは「人が動くこと」で会社とは「お金をもらえるところ」だと思っていました。でもこれは間違いで働くとは「人のために動いたら“ありがとう“をもらってお金になること」で、会社とは「共通の目的・目標に向かう組織」です。
私はえさかに来るまで、嫌々毎日会社に行って言われたことをしてお金をもらっていました。働くって本当にしんどいと思っていました。自分の時間を犠牲にする対価でお金をもらうと思っていたので、どの会社に入ってもすぐにしんどくなっていました。しんどくなって病んでは退職することを繰り返し、職を転々としていました。
でもえさかに来て私の考え方や行動が間違っていたと知り、今ではなぜ働けなくなったのかわかるようになりました。
これまでの私は人のために動いていないし、誰かの役に立つことや喜んでもらえることを一切考えておらず自分のことしか考えていませんでした。そして「したいこと・できること・期待されることの重なり」を仕事にするのではなく、したいことを無視して、できること・期待されることの重なりのみを仕事にしてきました。
会社は共通の目的・目標に向かってみんなで協力する組織なのに、私はお金のためや自分のスキルアップのためと思っていました。なので共通の目的・目標ってなに?な状態で自分一人だけ違った方向を向いていました。仕事の内容も事務だったら何でもよくて休みが何日あるか?残業はあるか?の労働条件しかみていませんでした。自分が誰に何を提供したいか?の想いがないので会社が誰に何を提供するのか?なんて考えたこともありませんでした。
書いているだけで、こんな状態でよく働き続けられると思っていたな、自分・・・と我ながら思います。働く以前の問題で自分がどんな風に生きていきたいのか?という理想の未来がなかったので働き続けられなくて当然です。働くことを考える前に自分の生き様を決めて明確にしておくことが必要です。
私の場合、高木さんの話を一回聞いただけでいきなり考えや行動が変わったのではなく何度も何度も聞いて時間をかけて支援員さんと二人三脚で考え方や行動が徐々に変化していきました。まだまだ分かっていなくて試行錯誤な部分も沢山あります。もし今、働いてしんどい想いをしている人がいたら一度えさかに見学にきてみてほしいなぁと思います。