コミュニティによって自分が変わってしまうあなたへ ― 自分が嫌いになる仕組み
会社では前向き。
家族には甘えたい。
友達には「いつでも話聞くよ」と言う。
でもふと、
「本当の私はどれなんだろう」と思うことはありませんか。
私はずっと、
コミュニティごとに自分を変えていました。
会社では
「管理職を目指しています」と言い、
家族には
「もっと家でゆっくりしたい」と言い、
友達には
「いつでも話聞くよ」と言っていました。
どれも嘘ではありません。
どれも本音の一部でした。
でも、中心がなかったのです。
Contents
その場その場に合わせた“私”を作って、
うまくやれるのは20代まででした
若くて体力があるから、
全部に応えられました。
全部を正しくできている気がしていました。
でも正直に言うと、
20代の頃もうっすら自分が嫌いでした。
理由ははっきりしません。
でもどこかで、「言ったこと実行しなきゃ」と思っていました。
それでも体力でごまかせていました。
30代になり、
全部に同じ熱量で応えられなくなりました
会社で「管理職を目指しています」と言いながら、
心の中では少し息が詰まっていることに気がつきました。
言ったあと、
胸の奥がざわっとしていました。
でも次の日にはまた、
何事もなかったかのように「やります」と言っています。
その頃から、背中の凝りがひどくなりました。
鍼灸治療に何度も通いました。
その場では少し楽になりますが、
またすぐガチガチに戻ってしまいます。
「仕事が忙しいから仕方ない」
そう思っていました。
でも今振り返ると、
身体はずっとサインを出していたのかもしれません。
口では前向きなことを言い続けます。
でも、身体は拒否していました。
そのズレを無視し続けた結果、
私は自分を徐々に信じられなくなっていました。
「自分を思い通りにできへんかったら、どんどん自分のことが嫌いになるんよ」
高木さんの講座で聞いた言葉です。
本来は、この図のように
「自分」を中心に、家族や友達、会社が広がっていくはずでした。
でも私は、
自分を中心に置いていませんでした。
会社では会社仕様の私。
家族の前では家族仕様の私。
友達の前では友達仕様の私。
本来ひとつのはずの自分が、
場面ごとに増えていきます。
アメーバのように分散していたのです。
その結果、
「一貫性のない私」ができあがり、
「またできなかった」と、小さく自分を嫌いになります。
会社に認められるため。
家族と良好な関係を作るため。
友達を大切にするため。
私なりの生存戦略でした。
全否定するつもりはありません。
自分が分散していると、
言葉と行動がズレていきます。
そして私は、
自分が他人に言っている通りに動かせない自分を
嫌いになっていました。
今は練習中
私は、反射的に
「一番求められていそうな答え」を選んでいました。
だから今は、
まず反射しないことを練習しています。
誰かに合わせて何かを言う前に、
「私は本当はどうしたい?」と一度立ち止まります。
無理に前向きな言葉を選ばず、
できる範囲で正直に伝えるようにします。
小さいことですが、
それだけで少しずつ自分への嫌悪感が減ってきました。
最後に
もし今、
✔ 場所によって自分が違う気がする
✔ 本当の自分がわからない
✔ なんとなく自分が嫌い
それは「性格」ではなく、構造の問題です。
一人で考えても、同じところを回り続けます。
私もそうでした。
本気で変えたいなら、
えさかで一度整理してみませんか。
