安心の取り戻し方
支援員の前田です(・∀・)
1つ前のブログ 「安心」が身体症状を軽くする?で少し触れた
「安心を取り戻す方法」を、髙木BIOに聞いてみたので、おすそ分け
Contents
安心を取り戻すには
1層・2層の安心を感じられないときは
「安心が足りない」のではなく、
胸・胃・腸・呼吸・涙などが “固まって動けていない” 状態
不安や混乱は心の問題に見えるけれど、
再構築理論では
身体が固まる → 層が上に逃げる(3層・4層へ)
というだけの現象
だから
安心を取り戻すには、まず身体を戻すこと
それ以外はほとんど効かないそうです
安心を取り戻すための順番
① 身体の入口をひとつ決める
胸/胃/腸/呼吸/涙
この中で 今日いちばん反応した場所 が入口になる
(例:胸がざわざわ → 胸、呼吸が浅い → 呼吸)
入口は 1つだけ
複数扱うと余計しんどくなる
② 行動ではなく「動き方」を整える
安心は「気持ちの問題」ではなく、
身体の動き方が落ち着いてくることで戻ってくる
落ち着きを取り戻す動きの例:
・歩くスピードを少しゆるめる
・吐く息をゆっくり長めにする
・5分だけ動く/5分だけ止まる
・水を飲む
・背もたれに体をあずけてみる
何をするかより、どう動くか の方が安心につながる
(何をするか、は頭で決めるタスク、どう動くか、は身体が整う“動き方”)
③ 2層(感情)は“扱わない”
不安・焦り・悲しさを整理しようとすると
3層の思考に引き上げられて、さらに混乱する
感情は扱わない いったん身体に戻す
「安心しようとする」も逆効果
安心は“作る”ものではなく、“戻る”もの
④ 小さな変化を一回だけ拾う
安心は「小さな戻り」の積み重ねでしか育たない
・呼吸が1回だけ深くなった
・胸のつかえが少し抜けた
・涙が出て緊張がゆるんだ
・5分だけ動けた
こうした 小さな変化 を見つけることが、次につながる
⑤ 夜は短く 深追いしない
夜は言葉を減らす時間
夜に安心を取り戻そうとすると、不安が増えやすい
「今日はここまで」にして、切り上げる方が結果的に戻りやすい
まとめ
・身体の入口をひとつ決める
・行動より “動き方” を整える
・感情は扱わない
・小さな変化を拾う
・夜は短く切り上げる
安心は作るものではなく、
身体が戻ると自然に返ってくるもの
ほ~ (・◇・)
前田も、不安や混乱に飲まれそうなときは試してみよー