「なんとなく変」「なんとなく怖い」の正体を探る場所
卒業生のなです。先日、「自立なんでも相談会」に参加いたしました。その際、私が感じたことについてお伝えします。この文章は、特に「なんとなく変」「なんとなく怖い」といった感覚を抱きやすい方に読んでいただきたいです。
Contents
相談会での気づき
参加者の方の質問から派生した話題で、「ASD(自閉スペクトラム症)の特性が強い人は、計画や状況のズレに気づきやすい」という話が出ました。
私自身もこれまで、
* 「なんか計画からズレているというか、どうも上手くいかない気がするな」
* 「なんとなくこの人は怒っている。でも、なぜなのかはわからないし、どうしたら良いかもわからない」
という思いを感じることが多くありました。特に後者のような経験が積み重なり、次第に人がうっすらと怖くなっていました。
怖さへの具体的な対処法
1. 「なんとなく変」(計画のズレ・妥当性のなさ)への対処 個別プログラムの中で設定した自習内容に妥当性を感じられず、やる気をなくす度に面談をしていただきました。その都度、より目的・目標に対して妥当性のある自習内容を、支援員さんと一緒に考えていただきました。
2. 「なんとなく怖い」(他者の感情の不明確さ)への対処 集合プログラムの際に、他の利用者さんを怒らせてしまったかもしれないと感じた時は、ご本人や支援員さんに「今、どうでしたか?」と確認して聞くことで、怖くなくなりました。 個人的な経験として、実は相手が本当に怒っていることはあまりなく、ほとんどの場合、自責の念から「相手は怒っているに違いない」と感じていたことに気づきました。
最後に
現在でも、「なんとなく変」(計画や状況のズレ)を感じたときには、まだ高木さんたち支援員さんたちに頼ることが多いです。相談し、一緒に考える練習を続けていきます。
もし、ASDの特性が強く、「なんとなく困っているけれど、何が問題なのかがわからない」と感じている方がいたら、一度えさかに相談に来てみると、ご自身の状態への具体的なヒントが見つかるかもしれません。