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報連相に絶対のルールは無い

支援員の前田です(・∀・)
今日の実践PGで、「早退の連絡の際、働いていた時のやり方でやったら今回うまくいかなかった」というケースがありました。
報連相について非常にいい気づきがあったので、おすそ分けします。

経緯

先日、利用者Aさんが早退したのですが、Aさんが早退予定の数日前に「●日早退します」ということを私に伝えてくれていました。
上司の私は「わかりました」と返事しましたが、いざ早退の前日になってそれを覚えておらず、少し混乱したということがありました。
担当支援員の森さんから「前田さんが混乱していたよ」と言われたAさんは「私は伝えたのに、なんで把握していないんだ!」と他責してしまったようでした。

詳しく聞いていくと、Aさんの前の職場では、早退などの連絡は
・カレンダーで共有する
・事前に申請書に上司のハンコをもらって提出する
ということになっていたようでした。
その上で上司に「明日早退します」と伝えると「わかったって!しつこい!」と言われてしまった。
だから今回も、何度も伝えると迷惑かと思い、1回伝えただけで終わりにしたとのことでした

しかし今回の場合は
・数日前に口頭で伝えた
のみでした。
ポンコツ上司の私は、早退するという話は覚えているが、何日だったのかは覚えていませんでした。
部下全員の予定を把握しているスーパー上司だったらよかったのですが、ポンコツ上司なので自分の予定で精いっぱいでした…(-_-;)

条件に応じて対応を変える必要がある

条件が全然違うんやから、対応も変える必要があるのですが、条件を見ずに「早退の連絡」というカテゴリだけで同じ対応をしてしまったことが、今回上手くいかなかった原因かな~と思います

前回は、カレンダーでの共有と事前の申請書があったから、上司もしっかり把握していた。
今回は、口頭での連絡だけだったため、上司も忘れてしまっていた。(言われた時点でスケジュール帳に書くような優秀な上司だったらよかったかもしれませんね。笑)
ポンコツ上司相手には、前日に再度確認しておくことが必要だった

上司の性格によっても変わってくる

条件だけではなく、相手の性格によっても変わってきます。

何回も伝えると「何度もしつこい」と怒る上司も居るけど
何回伝えても「教えてくれてありがとう」という上司が居たり
前日に連絡が欲しい上司が居たり
メールや紙で視覚化してほしい上司が居たり

人によって、やってほしいことが変わるため、相手が望む対応を確認する必要がある
報連相などの対人場面って絶対的なルールがあるわけじゃないから、相手との距離感を測りながら、いろいろ試して、相手がどんな対応を望んでいるのかを知っていく必要があるんだよー
というお話でした。

上司と上手くいかない人は、自分の過去の経験からよかれと思ってやっていることが、相手の望むことじゃない、という場合があるので、相手の望むことを確認してやっていく練習をしてみたらいいのかな~

と思いました(・∀・)

自立センターえさか

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