父が特別扱いしてくれないと拗ねていた
卒業生のなです。
私は、Aさんには○○してくれたのに、私には○○してくれないと父を投影した相手を責める癖があります。このことについて相談への指摘が他の方にも役立つかもと思ったので共有します。
父が特別扱いしてくれないと拗ねていた
実は高木さんに対しても、上記の癖が出ていました。
私が通所してた頃の一部の利用者さんには歓迎会を開いていたのに、私には開いてくれなかったことを根に持っていました。(遠方から来た人に対してだけで、他にも開いてもらってない利用者さんがいることは知ってました)
父に特別扱いしてもらうのが当然だと思ってるからじゃないとかと指摘をいただきました。自分にそう問いかけてみると、当たりだったようで「(父は)私のことが1番好きなはずなのに」と声が聞こえました。
ついでに、「そんなに俺と仲良くないやん笑」と、私も「確かに笑」となりました。高木さんじゃなくて、父と飲みに行きなさいと言われ、「それはそう」と思ったので、父と二人で飲みに行く計画を立てます。色々今画策中なのですが、まだ実行できてません。課題が解決できたら、続きまた書きますね。
誰かへのイラモヤはその人へのイラモヤではない(解説:宮崎)
職場の同僚やお客さん、または友人や恋人に対して「〇〇してくれない!」とモヤモヤする時って、実は潜在的にはその人との問題ではないという話をえさかではよくしています。
例えば「上司が丁寧に説明をしてくれない」という悩みがある人は、幼い頃に「お母さんが丁寧に話をしてくれなかった」という思いを抱いているケースが多いです。丁寧に話をしてくれなかったお母さんと上司が重なって、モヤモヤが発生するのでしょう。
またもう一つ別のパターンもあって、「上司が丁寧に説明をしてくれない」という悩みを持つ人の中には、幼い頃に「お母さんが丁寧に話をしてくれた」という成功体験を持っているケースもあります。この人は「お母さんは丁寧に話をしてくれたのに、上司はしてくれない」という不満がモヤモヤとして発生しているということになります。
なさんの場合は一体どちらになるでしょう。「お父さんも高木さんも自分を特別扱いしてくれない!」というモヤモヤなのか「お父さんのように高木さんは自分を特別扱いしてくれない!」というモヤモヤなのか。
どちらにせよ、親で叶わなかったことを他の人で叶えようとすることも、親で叶ったことを他の人でも叶えようとすることも、どちらも上手くいくことはないでしょう。
「誰かが〇〇してくれない!」というモヤモヤを抱いた人は、なさんのように、まず自分がその人と誰を重ねているのかを見つけるところから始められたら良いと思います。