おはようございます。支援員の宮崎です。
今回は利用者のとだかさんが訓練を通じて変わったご主人との関係性について書いてくれました！
身近な人との距離感で困っている人はとても参考になると思うので、ぜひ読んでみてください。

夫とのコミュニケーションが良くなった

こんにちは、とだかです。

私がえさかに通い始めてから変わったことの一つに、
夫とのコミュニケーションが良くなったことがあります。
元々、仲が悪かったわけではないのですが、
より良くなったと感じることが増えました。

まず、自分の気持ち（特に不満に思っていること）を伝えられるようになったこと。
さらに、不満の理由に気付いて自分の要望を伝えるようになったことで、
夫と今まで以上に中身のある会話ができるようになったと思っています。

私は、夫に対して
『不快にさせるかも』『怒らせるかも』という勝手な思い込みで、
小さな不満を【言わずに】ため込んでいたのです。

例えば、休日の予定（夫の）を当日伝えられて困ることが度々ありました。
何より一緒に暮らしているのに伝えられないことに寂しさを感じていました。
でも、これは私が勝手に感じている不満なので【言わない方が良い】
という判断をしていました。
そんな小さなモヤを抱えて過ごしていたのです。

そんな時、個別プログラムで不満を書き出したところ、
どんどん溢れてしまって不満の気持ちの処理に困って面談で相談しました。
高木さん「その不満、相手に一度でも言ったことある？」
とだか「不快にさせるかもとか怒らせるかもって思って【言って】ないです」
高木さん「そう思っているのは自分だけで、相手が同じこと思うとは限らないよ」
とても刺さった言葉でした。

それから夫に「当日に予定を言われるのは嫌だ」と伝えたところ
不快になるでもなく怒るでもなく聞いてくれました。
不満を伝えても怒られないんだ！と思えた瞬間でした。
不満を伝える勇気を出して良かったと思いました。
ただ、それでも私の不満は解消されなかったのです。
「予定を伝えて欲しい」だけではなく
「予定のない日は一緒に過ごしたい」という私の本当の思いが
私の内に隠れていたのです。
今度は改めて
「予定を教えて欲しい。予定のない日は私と一緒に散歩してくれた嬉しい。」
と伝えたところ夫もわかってくれたようです。
それ以来、お互い予定のない日は相談して予定を決めることが増えて
楽しく過ごしています。

自分自身の勝手な思い込みで【言わない】という選択をして
勝手にモヤモヤしていたことに気付いたきっかけでした。
そして勇気を出して気持ちを伝えたことで
一つの不満が消えたのは本当に良い経験になったと思っています。

以上とだかでした。

本音の奥にある本音に気付く

とだかさんのように、相手に「嫌だ」と伝えられずにモヤモヤを抱えている人は沢山いると思います。自分の中の相手像を勝手に作ってしまい言わない選択をしてしまう時は、思いきって伝えてみたら良いということは卒業生のなさんのブログにもある通りでした。

しかし今回、伝えただけでは不満が解消しなかったとだかさん。そこで諦めずにもう一段階深堀りしてくれました。

実は「嫌」という主張の奥には、大抵「本当はこうしたい」という本音が隠れています。特に身近な家族などに対しては「嫌」がある時ほど「好き」な気持ちが上手におさまりが付かず困ってるケースが多いのです。

そういった「本音の奥の本音」にもライトを当ててあげることが、モヤモヤを消すこと、ひいては本当の思いを叶えることに繋がります。

とだかさんは一回のトライで上手くいかなかった課題にも、「なぜ上手くいかなかったんだろう？」と更に深堀りして根本的な原因を突き止めていくことがとても上手です。

これからも解決に向けて粘り強く取り組み続けて、すっきりと軽やかに生きていってほしいと思いました^^