利用者Kの訓練体験記
こんにちは。支援員の宮崎です。今日は利用者Kさんがえさかでの訓練について体験記を書いてくれました。
個別プログラムで取り組んだことや、集合プログラムでの話を紹介してくれています。
Contents
利用者Kの訓練体験記
自分はプログラム的には半日集合、半日個別というパターンでやらせてもらった。
この集合では社会人基礎力や自己理解、心理学、エゴグラム等の授業を学ぶ基本編と、集団で話し合ったり、企画したり、ロープレをやるという応用編がある。
この応用編は社会に出てやっていけるように集団においての自分の役割や、できる事や逆に弱い部分への気づきを与えてくれたり、他者の考えの違いに気付かされてハッとなり勉強になることも多いそれがまた面白い。
また社会でやっていける様にだから支援員さんが可愛くチクチクと突いてくるww(実際は可愛いか知らんけど)
自分はこの支援員さんがどの様に人と接して、気づかせているかというやり取りが凄く勉強になった。
個別では片っ端から本を読んだ、今まで自分が読もうとしなかった分野の読書はスポンジが水を吸収するように潤っていった。
まずはアドラーの本から始まって幸せになる勇気、嫌われる勇気、ストレスフリー、しなくても良いと決めると人生が楽になる等
キリがないから全部は書けないけど、
一汁一菜でよいという提案という本は
なかなか面白かった。
「食」とは人が生きるための基本となる行為なのに、何かに強制されるように義務感で料理しているとしたら辛いよね。生きることそのものが辛いことになりかねない。だから、少なくとも自分と家族を守るということなら、何もそんなにむずかしく考えなくてもいい、心の置き場、基本となる形さえもっていれば、もう食事作りに悩むことはないよという本でこれは食で書かれてるけど、仕事に対する考え方もそうであり不安や恐怖、義務感、強制感を持たなくても大丈夫であって
当たり前のことを当たり前にするだけで良いと思える様になる本でした。
とまぁこの様に訓練や本を読む事で根拠を持って考えられる様になり根拠ない不安や恐怖はただの妄想であり、何か起こったらただ対処したら良いだけと考えられる様になりました。
と綺麗に締めようと思いましたが…
とりあえずちゃんと寝ろ!!それだけで大概は大丈夫、人生楽しもうや!
全部で57冊!(解説:宮崎)
えさかの集合プログラムは20代~40代の主に部下として困りごとを抱えていた人を対象として組んでいたので、上司としての経験が長いKさんが参加することになった時、実は支援員側は「訓練になるだろうか…」と非常にどきどきしていたんです。
ですがそんな憂いもただの妄想だったようで(笑)、他の利用者さんの言動や支援員の振る舞いから沢山の気付きを得てくれたようです。こちらもほっとしましたし、やっぱりどんな環境でも学び得れる人は学び得ることが出来るんだなと感銘を受けました。
時には「上司目線ならこう見えるよ」と他の利用者さんのスパイスになる話をしてくれたり、他の利用者さんが落ち込んでいる時に話を聞いてくれたり。人生の先輩の側面で利用者さんを勇気づけてくれることもありました。
個別プログラムでは書籍を全部で57冊も読んだみたいです。(凄い)
部下層だけでなく上司層で休職してしまっている方も、えさかでの復職トレーニングを選択肢の一つに検討してみてください。