【紹介】言語化問答集を作りました!
おはようございます。支援員の宮崎です。
今日はこの春宮崎が作った「言語化問答集」についてのご紹介です!
言語化問答集って何?
言語化問答集は個別プログラムの時に実施してもらうために作ったえさか特製の自己理解ワーク集です。全部で4章構成になっていて、こんな感じの章立てになっています↓
第一章 就活・面接対策
第二章 未来の自分を言語化しよう
第三章 今の自分を言語化しよう
第四章 昔の自分を言語化しよう
ワークシートも清書用「言語化ワークシート」と、準備用「言語化準備シート」の2つ作りました。希望があれば支援員の添削も受けることができるような仕様にしています。
全体はこんな感じですね↓
なぜ言語化問答集を作ったの?
元々は就職したい利用者さんに向けた「面接問答集」を作りたいと思っていたことがきっかけでした。
いつも利用者さんごとにマンツーマンで面接対策を考え対応していたのですが、何人もの利用者さんを支援していくうちに「これって共通して準備した方が良いことあるよな?それならもうワーク集にして取り組んでもらう形にしよう!」と思うようになり制作に踏み切りました。
そうして「就活のための面接問答集」として色んな本やサイトで情報収集していたのですが、構成を考えていくうちに少しずつ悩みが増えていきます。
★「何かしら就活は始めたいけど、いきなり自己PRなんて書けない!」って人もいるよなぁ…
★面接準備を始める前に、もっと言葉に出来てなきゃいけないことってあるよなぁ…
そう考えていく中で「面接対策に“進む前の言語化問答集”が必要なんじゃないか?!」と閃いたところが、今回の制作の大きなきっかけになりました。
意外と真似できる資料がなかったが…
「どんなワーク集が就活前の利用者さんの役に立つのだろうか???」と考え、転職関連や書き出しワークの付いているような自己啓発本なども色々調べてみました。しかしどれも体系的にしっくりくるものはなく、自己理解と就活までスムーズに移行できるような枠組みが見つかりませんでした。
しかし、すっかり悩み切っていたところで、ふとうちの管理者の高木の言葉を思い出したんです。
自己PRは未来→過去→今の順で書けばええ
そこでハッとしました。「自己理解には時制がある!」と改めて気付きました。
そしてよく高木がよく話している“自己PRの組み立て方”についても大きなヒントになりました。
自己PRは、目指したい未来が明確に言語化されていて、そこを目指すに至った過去のエピソードがあり、その直線上に「今この会社で働くこと」が乗っていると立証出来たら、社長と握手が出来る
つまり「過去の自分と今の自分と未来の自分を整理して言語化すること」が、行きたい会社を見つける作業そのものであり、面接で相手の心を動かす話の準備になる。
過去から未来までの一直線を言語化することが、就活に向けた最高の準備になるじゃん。
そう決着がつきこの4章構成になりました。
第一章 就活・面接対策
第二章 未来の自分を言語化しよう
第三章 今の自分を言語化しよう
第四章 昔の自分を言語化しよう
書けそうな章から始めてもらい、どの章も嘘偽りなく本音で書ける頃には安心して就活が出来るのではないかと思っています。
添削にも工夫を
書き出しが苦手な人や自信がない人には、支援員が添削することも出来るようになっていますが、その添削のレベルにも少し工夫をしています。
A 就職面接で通用する(相手の心を動かせる)か確認してほしい
B 筋が通った文章が書けているか確認してほしい
C 文章として成立しているか、正しく言葉が使えているか確認して欲しい
書くことへの苦手意識がある人の中には、いきなりAの就職レベルで添削を受けるのはちょっと…という人も多いように感じていまして。まずは骨子が書けること、骨子から肉付けしていって論旨がズレずに書き出せるかというところから練習していけるように工夫しました。
※実はこの練習は実践の集合PGでやっている報連相の練習にも直結していたりするんですよね。(上司に相談するときに何をどう喋れば良いか分からない人が多い!)(実際の骨子の組み立て方については実践PGで紹介・練習したりしているので、苦手な人はそこから練習していきましょう)
一石六鳥の言語化問答集
そうやってこの一問一答をしていく中で、
◎自分が見えていなかった自分の一面に出会える
◎心からやりたい仕事を見つけることができる
◎行きたい会社が見つかる/面接が怖くなくなる
というメリットだけでなく
◎言葉にすることへの苦手意識がなくなる
◎上司や初対面の人と話すことが平気になる
◎ここまで書き出せた成功体験が自信になる
など、就職面接対策ができる以上の副産物も多いのではないかと思っています。
利用者さんからも好評
春に利用者さんにリリースした時も「めっちゃ良いですね!」「これなら就活できそうです」と好評の声をいただきまして。ワークシートは印刷してもすぐ切らしてしまうくらい、沢山取り組んでもらっています。
沢山添削も持ってきてくれるので、支援員の仕事は増えましたが(笑)、その分利用者さんの世界観も知ることが出来てより濃い支援に繋がっているのではないかと思っています。
見学会に来られた方や挨拶に来てくださる事業所さんにも希望があればお渡ししているので、もし興味ある方がいらっしゃいましたらぜひ見学会などにぜひお越しください。
以上、支援員宮崎でした。