チームで働く難しさ
5月に実施した7階の集合プログラムで、利用者さんが書いてくれたブログをご紹介します。
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私は、仕事をしていた時チームで働いていましたが、うまく行かなかった経験があり、チームで働くことに対して苦手意識がありました。
3月と4月で行った訓練は、利用者がチームになり、えさか新聞を制作するという内容でした。
そこから学んだことをお伝えします。
私はチームで働く時には、全員の意見を取り入れないといけないという思いや、却下した人のことを否定するのではないかという無意識に思い込んでいました。
そのため、意見が違う時に、どの意見を採用するか、却下するかを考えるのが苦手でした。
それを支援員の方に相談すると、「制作の目的や目標に沿ってるかを基準にして意見の取捨選択をすることが大事」という助言をもらいました。
そこで私は目的や目標を意識していなかったことにも気づきました。
制作の目的や目標を軸にして、それに沿っていたら意見を採用する。沿わなければ却下する。
意見を却下しても、その人の意見を却下しただけであり、人柄を否定した訳ではない。そこを間違えてはいけないことにも気づきました。
助言をもとに、意見がまとまらなければ、制作や話し合いの目的や目標をみんなで確認し、原点に立ち戻ることを意識し実践しました。
その結果、少しずつですが意見の取捨選択ができるようになり、自分自身話し合いの中で目的や目標に沿った発言ができるようになりました。
リワークプログラムで、目的や目標を意識する事、意見を却下しても人柄を否定した訳ではないことを学び、チームで働くことの苦手意識が徐々に薄れていきました。
チームで働くことに苦手意識がある方は、一緒に訓練をしてみませんか?