「言ってることはわかるんですけど…」が嫌われるワケ
一個前のブログで上司や職場の同僚から知らぬ間に嫌われる人がよく使っている口癖4つについてご紹介しました。
今回は1つめの「言ってることは分かるんですけど…」について、なぜ嫌われるのか?を具体的に言語化してみました。
言っていることは分かるんですけど…
この表現は相手の話を理解していると伝えるため、いわゆる好意を示すための表現として使っている人が少なくないのですが、これは逆効果になるので要注意です。
「けど」は逆説の接続詞なので、聞き手は「分かる」と逆の主張が来ると想定します。
なので「分かるけど、分かりません」と言われるのかなと予想します。
これは文章的に矛盾があるので、上司は何のために自分にそれを伝えたいのか考えるでしょうね。
「分かるけど、分かりません」という文章の述部(主張)は後半の「分かりません」です。
ではなぜ上司の自分に「分からない」と発信するのか?分かりたいなら「教えてください」になるはず。ということは、分からない状態を維持するため、つまり分かりたくないことを伝えるために自分に話しかけているのでは?と上司は考えます。
「自分の発信したことを分かりたくない」というのは強烈な拒否と同じです。
多くの人間が先に拒否を表明してきた相手に好意100%で対応するのは結構難しいですよね。
よって多くの上司は「言ってることは分かるんですけど…」と言ってくる部下に良い思いを抱けなくなります。
どうすれば嫌われないか
どうすれば嫌われない発信になるかというと、簡単に言うと拒否にならなかったら良いと思うのですが、今回の件はわりと効果的な具体例があるのでご紹介します。
「分かりたいので、教えてください」
上司に自分の発信をスムーズに理解してもらうためには、①何のために話しかけているのか②上司に何をしてほしいのかの2点を明示する必要があります。
①何のために?→あなたの話を理解するために
②何をしてほしい?→あなたに教えてほしい
この2点がしっかり入っていれば、上司も自分の思いを理解してくれるでしょう。
基本的に人間は頑張っている人を応援してくれる習性があるので、自分の話を理解したいと思ってくれる部下には上司も教えてくれると思います。
ぜひ使ってみてほしい。
この言葉を使っても上手くいかない人
最後にこのフレーズを使っても上司との関係が改善しない人がいると思うので、そういった人は相談に来てもらったらと思います。理由と解決策含めてお話できるので安心してください!
お気軽にお待ちしていますね!