地雷ワードがある人の脳内解説
昨日の集合プログラムで出た利用者さんの話をご紹介。
twitterやネットニュースなどでふいに見た単語や話題でめっちゃ心が掻き立てられることはありませんか?
こういう時、自分の心の動きとして何が起こっているかをエゴグラムを使って解説していこうと思います。
■留学に行った件
例えば「留学する子どもが増えるだろう」というトピックがSNSで話題になっているとして、それにざわざわしている人がいるとします。
今の自分が留学に対して何らかの意見を持っているのではなく、留学した記憶が蘇って当時の感情を追体験している状態だとえさかでは考えています。
では、その人の自我はどんな風に騒いでいるかというと。
AC(子どもの頃の従順な自我)
「行きたくなかったのに行かせられて辛かった」「行きたくないと言えなかった自分はダメな自分だ」と落ち込む。
A(大人の自分の自我)
「結果として良い経験になったんだから良いじゃん」と合理化する。
CP(厳しい親の自我)
「親の言うことを子は拒否する権利はない!」派と「子がたとえ行きたいと言っても行かすべきではない!」派に分裂している。
NP(養育的な親の自我)
「子のためにお金を工面した方が良いのではないか」派と「子が将来的に辛い思いするなら可哀想」派に分裂している。
…親の自我は、自分が子どもの頃の親っぽいやつと、今の自分が親になったやつの二大派閥で葛藤しているんだろうね笑
RC(反発する子どもの頃の自我)
このトピックにとりあえず腹が立つ。
当時の本人の自我(FC)
瓶詰めされてどこに埋まってるのかも分からず行方不明…
という感じで、何か一つの出来事に対して、自我一人ひとりが独自の意見を持っていて消化されていない状態の時に、そのトピックが「地雷」として今の自分を苦しめるんだろうねという話をしました。
皆さんもザワザワするときは、自分の自我が色々な意見を持っているかも?と振り返ってみてください。