改めて月間目標ってなんだろう?
えさかでは訓練で月間計画・月間振り返りを実施するのですが、支援員3年目の宮崎「そもそも月間目標って何立てたら良いんだ…?」とゲシュタルト崩壊してしまいまして。
働くために必要な月間目標ってなんだろう?という話を高木さんと話しまして、それをお喋り形式にまとめたのでお裾分けします。
■高木流月間目標の基本
月間目標というのは「月末にどんな自分になりたいか?」という問いに言い換えられるよ。
仮に「月末に優しい自分になっていたい」という月間目標を立てたとすると、月末の振り返りでは「優しくなれたかどうか」を評価しないといけないよね。
でも優しい状態ってよく分からないから「何をもって優しくなれたと判断するか」を先に決めておく必要がある。
親と笑顔で毎日話せたら優しくなったことになる、とか。
街の中のゴミを毎日1個拾えたら優しくなれたことにする、とか。
自分なりの定義で良いから「何をもって優しくなったと言えるのか?」を決める。
これはどんな目標でも同じで「何をもって達成と判断するか?」をしっかり言語化しよう。
■宮崎の疑問
それならほとんどの利用者さんの月間目標が「今より良いコンディションの自分になる」しかないんじゃないですか??
何をもって良いコンディションになったと言えるかというと、例えば「毎日9時間以上睡眠をする」であったり「自炊を1日1回はする」「食費を2万円に抑える」みたいな健康面や生活面が判断基準になるのかなと。
多くの利用者さんが何かしら体調不良なわけだし、むしろそれだけで働けるようになるんじゃないですかね?
■高木さんの回答
幼稚園児が毎日幼稚園に行けても働けないのと同じで、コンディションが良くなったからと言って働けるようになるわけじゃないよ。
多分「今より人間性の高い自分になる」という目標達成も必要なんじゃないかな?笑
人間性というのは例えば「嫌いな人を減らす」とか「強烈な愛されたいを手放す」とか「嫌われたくない気持ちを手放す」とか。
コンディションと人間性の二つの側面で成長したときに、自分らしい人生が描けて卒業が見えるんじゃないかな。
コンディションと人間性。
初めて聞く観点ですが、結構しっくり来ました。
明日から10月。計画を立てるときに意識してみようかなと思います。