集合プログラム~生きづらさを生む6つ目の自我~
こんにちは!
支援員の宮崎です。
今日は自立訓練で扱う主軸の一つであるエゴグラムを集合プログラムとして行いました。
今回はその中でも反応があったお話しをお伝えできたらと思います。
エゴグラムって何?
エゴグラムとはego(自我)gram(記録)のとおり、自我について調べる診断テストです。
エゴグラムでは人の性格(自我)を5つに分けて、それぞれの強さを知ることで自分の性格を深く理解していけるようになってます。
今回エゴグラムについては詳しく説明をしないのですが、気になる方はインターネットなどで調べてみてください★
自我は大きく3つに分けられる
エゴグラムでは5つの自我に分かれていますが、これらは大きく分けると3種類に分けることができます。
一つ目は「親から影響を受けている自我(CP・NP)」
親の価値観などを行使している自我です。
よくえさかでは「親の亡霊」と言っています。
二つ目は「子供のころの自分の自我(FC・AC)」
小さい時の自分の価値観や戦略を行使している自我です。
「幼い頃の自分の生霊」みたいな感じ。
三つ目は「成長した自分の自我(A)」
今の自分の自我。
子どもの自分から成長した判断基準や価値観を備えた自我とも言えますね。
CPやNPが強い人は小さい頃に親が言っていたことが、自分の価値観になってしまっている可能性が高いです。
FCやACが強い人は小さい頃の判断基準のまま大人になっている人が多いかも。
あなたは親からもらった自我か、子供のころの自我、どちらの自我が強いですか?
Aが低くなっているのはなぜか?
本来なら、大人になるにつれ、親からもらった価値観や子どもの頃の判断基準は消え薄れ、成長した自分が新しい価値判断をできるようになるので、Aの値は上がるはず。
でも、頭では何が正しいか分かっているのに、実際の行動はどうしても大人げない行動になってしまう…という人は少なくないのでは?と思います。
今日はそんなAを上げたい方へ、もう一つの自我をご紹介します。
Aを成長を妨げるRC
RCというのは「反抗している子どもの自我」のこと。
特徴としては、
▼勝ち負け意識が強い
▼他人への不平不満が多い
▼気に入らないことがあるとすぐにいらっとしてしまう
などがあります。
この反抗心があることで、自分の未来に向かった行動ではなく、相手に報復することための行動をしてしまったり、人と比べて行動できなくなることが増えてしまいます。
前向きではなく、横向きや後ろ向きになってしまうのは、このRCがあるからと言っても過言ではなさそう。
RCはAを殺して将来に進むことを妨げている自我とも言えるわけです。
RCを下げることでAを伸ばしていく
Aの値だけ低い方や、CP・NP・AC・FCの値は標準なのに生きづらい・・・という方は、もしかしたらRCを下げることを意識することで、生きやすさのヒントが見つかるかもしれません。
RCの下げ方は人によってさまざまなので、もし気になっている人がいたら、えさかに直接聞きに来たら、高木が教えてくれるかも!?