ブログ

カテゴリー:高木の哲学

自分の想いが伝わらないのはなぜか?

人と関わる中で「思いが伝わらない」と感じることは少なくありません。
利用者さんが「やる気があるのに伝わらない」と思うこともあれば、
支援者が「応援しているのに届かない」と悩むこともあります。
 
なぜ想いは伝わりにくいのでしょうか。その理由の一つは、
経験や背景の違いから言葉の意味がずれてしまうこと。
もう一つは、言葉以外の表情や声の調子などが影響するからです。
同じ言葉でも、受け取り方は人によって大きく違います。
 
だからえさかでは、「伝わらないのが当たり前」と考えています。
そのうえで、①繰り返し確認する、②相手の言葉を言い直して確かめる、
③言葉以外のサインを大切にする、という工夫をしています。
小さなすれ違いをそのままにせず、歩み寄る努力を重ねていくことが大事です。
そうした積み重ねが、安心して話し合える関係をつくります。
 
想いが伝わらないときに「相手が悪い」と決めつけるのではなく、
「なぜ伝わらないのか」と立ち止まることが関係を深める第一歩です。
伝わらない経験も、工夫につなげれば力になる。
そこで得た気づきが、次に人と関わるときの確かな力に変わっていきます。

自立センターえさか

〒564-0051 大阪府吹田市豊津町18-37江坂ビジネスゾーン MAP

TEL:06-6190-5413(平日9:00-18:00)