「変わりたいのに変われない」と言う人がいる。
私は、変わりたい人は変わるし、変わりたくない人が変わらないと思っているので、
今日はそこを深めていけたらと思う。

さて、変わりたいと思う人には、それなりのメリットがあるのだろう。
しかし、それを上回るデメリットがあるので、結局は変わらないという選択をする。
つまり、変わりたいが誤解であり、変わりたくないが本音となる。
それでも、変わりたいが本音で、変わりたくないが誤解だという人がいるかも知れない。
その場合は、変わりたくないデメリットが潜在意識の奥底にあって言語化できていないケースがあると思う。

自立訓練に通っていて、訓練効果が高い人と低い人の違いが、そこにあるのではないかと思う。
新しい知識を得て、やればできると感じた人の訓練効果は高い。
一方、やる意味がわからないとか自分にはできないと思っていると訓練効果は低くなる。

訓練の結果として到達する自分の姿が、好ましいものであれば訓練の効果も高まるだろう。
万一、その自分の姿が、何らかの煩悩を阻害するのであれば、それを言語化してみたらどうだろう？
もしかしたら、現在の不幸を親のせいにしたい自分や、誰かに甘えたい自分と出会えるかも知れないよ。

自立センターえさか管理者　高木学 (63)
島根県生まれ。昭和36年5月13日生まれで丑年の牡牛座。
大阪府内の高校卒業後、堺市教育委員会、IT系民間企業で勤務。
1997年に経営コンサルタントとして独立し、その後求職者や起業家の支援に携わる。
現在は精神・発達障害の人のリワークを中心に生きづらい人の悩み解決を生業としている。
私生活では長男（社3）、長女（社1）、次男（大3）、次女（大1）の子を持つ父。
最近長男が結婚。