カテゴリー:高木の哲学
”これで合ってますか症候群”が流行中⁉
最近の利用者さんを見て、感じる変化がある。
以前は不器用で全体の把握に膨大な時間がかかる人が多かった印象だが、
最近は見える範囲を短時間で片づけて「これで合ってますか?」と
聞いてくる人が増えたような気がする。
パーレートの法則というのがあって、2割の時間で全体の8割ができる。
しかしながら100点を目指すなら、
残りの8割の時間をかけて残りの2割を積み上げる必要があるのだが
「これで合ってますか?」と聞いてくる人は、
60点くらいで100点だと思っている節がある。
なぜなら、部分的には合っているので
「いい感じですね。この調子で完成させてください」などと言っても、
残りを積み上げることなく、放置されてしまう感じがする。
これは、自分の見えている範囲かできることだけやって、
できないことは無視してなかったことにしているのかも知れないと思ってしまう。
このタイプの人が、自分の見えない範囲に目を向けて100点を目指せるように支援すればよいのか、
できる範囲で成り立つ仕事を探すのか、悩ましい問題である。
まずは見えない世界やできないことがあることに気が付いてもらって、
どうしていくのかを一緒に考えたいと思う。
自立センターえさか管理者高木学(63)
最近は動画制作にはまっており、土日は集合プログラムの切り抜き動画をこそこそ作成中。
また次男がeスポーツのプロ選手になったことを機に空き時間はeスポーツに没頭している。
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