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第74回座談会

  • 日時:2016.03.10(木)18:30~20:30
    『英語も経営も研究と工夫! 時代の流れを見据えた一歩先を行く戦略が不況を乗り切る秘訣!!』
  • 江坂が好き!な経営者のための、第74回座談会を開催します。

    テーマは『英語も経営も研究と工夫! 時代の流れを見据えた一歩先を行く戦略が不況を乗り切る秘訣!!』

     問題提起者は国際外語センター江坂校 代表  佐藤 武夫 さんです。

    脱サラしてはじめた英会話教室は最初順調に立ち上がったものの、数年後、不況や英語学習ブームの反動などで大手スクールまでも潰れてゆく中、生徒数激減の窮地に立たされてしまいます。しかし、国際外語センター江坂校はこの危機を乗り越え、20年近くの実績を誇っています。
    佐藤さんは、生き残ることができた理由は「常に研究・工夫」の姿勢を取り続け、時代を先取りする戦略を展開してきたことだったと考えておられます。
    今でも革新的な教育システムを導入し続けている佐藤さんに、会社が長続きするための秘訣をお話しいただきます。

    報告

    まず、開会にあたり代表の高木より、「私の所属する経営者団体の内部調査では、今年に入って経営が悪化した会社が増えており、今後も悪化する会社が増えると予想している。今回のお話は、ぜひ経営者の方々に参考にしていただきたい」
    と佐藤さんを紹介しました。

    紹介の通り、佐藤さんはこれまで不況・経営難を幾度も経験しましたが、時代を先取りした戦略やシステム導入によって乗り越えてこられました。

    佐藤さんは脱サラして今の英会話学校を開いたといいます。
    英語を事業にした理由は、ご自身が英語が好きだったことと、「英語教育は今後、継続的にニーズがある」と判断したことだそうです。
    また、サラリーマン時代から、「IT・パソコンの時代が来る」「競争社会で優位になるためにはマーケティングが必要」とも考えておられました。

    この「英語」「IT」「マーケティング」の3要素が、佐藤さんの今後の経営の大きなポイントとなります。

    起業後、佐藤さんは時代時代でさまざまな困難・経営危機に直面したそうです。
    リーマンショックの煽りを受け、大手を含むスクールが相次いで潰れていくなど、本当にしんどい時期もあったそうですが、
    ITの技術を自分で勉強して運営システムに取り入れたり、授業形態の変更、新たな教育法の開発、ニーズに合わせた授業形態や特典づくりなど、時代の流れを見、常に一歩先を行くようなマーケティング努力を通じ、その危機を乗り越えていきました。

    それには、佐藤さん本人の力はもちろん、奥さんや当時のスタッフのアイデアやサポートも大きかったそうです。

    そして佐藤さんは、現在も新たな教育システムの導入や、事業展開に力を注いでいます。

    佐藤さんのお話の後、参加者を交えて感想や意見交換が行われました。

    「さまざまな要素を事業に取り入れられてすごいと思った」「困難に対して諦めず、常に自ら動いて打開していく姿がカッコいいと思った」といった感想や、「成功ばかりではなく、失敗した事業もあるのですか?」「自分の娘が英語が好きなのだけれど、どうアドバイスしてあげたらいいのだろうか」といった質問がありました。

    質問について佐藤さんは、「失敗ももちろんたくさんある。でも、ダメだと判断したら早く撤退したり、失敗しても培ったものを次に活かしたりすることで対処してきた」
    「英語は『勉強するぞ』と意気込むより、好きであり続ける方がうまくなる。趣味として、ライフワークにすることをおすすめする」と答え、自身の経験をもとにした、英語上達のコツについても紹介されました。

    経営戦略や英語教育について、まるで少年のようにいきいきと話す佐藤さんの姿に、「常に楽しみながら研究・工夫」の姿勢の大切さをうかがえた会となりました。

    Q.今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください

    • 成功、失敗の実例と失敗の反省とクリアの実例が参考になった。
    • インターネットの事が少し分かった。
    • やっぱり、根底が分かるとちがうな、と思った。
    • 初めてのことでも自分から進んでやる姿勢が常に新しいものを生み出す秘訣。
    • 物怖じせず楽しんでやる姿勢がカッコいい。
    • やりたいことを組み合わせて新しい道をつくれるということ。
    • 楽しく、目的を持って英語を学ぶと、ゆっくりでも確実に成長することができる。

自立センターえさか

〒564-0051 大阪府吹田市豊津町18-37江坂ビジネスゾーン MAP