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第69回座談会
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日時:2015.10.14(水)18:30~20:30
『あなたの会社の融資、希望どおりですか?』
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江坂が好き!な経営者のための、第69回座談会を開催します。
テーマは『あなたの会社の融資、希望どおりですか?』
問題提起者は、金谷修司税理士事務所 税理士 金谷 修司さん です。
会社を経営するうえで資金は非常に大切ですよね。皆さんの会社では、必要なお金を十分に借りられていますか?また、希望するくらいの金利で借りられていますか?なかなか思うようにいかないこともあるのではないでしょうか?
そこで今回は希望通りの融資条件に少しでも近づくために「会社は何をしなければならないのか」「気を付けなければならないことは何か」についてお話したいと思います。
この会社がこんなに借りられるのか?そんな驚きの事例もお話ししたいと思います。報告
金谷さんは税理士として独立して13年目になり、経営革新等支援機関にも認定されています。
金谷さんが参加した経営者の方々に「融資を受けられなかった経験はありますか?」と尋ねたところ、
「今借りられない状況にある」
「借りられなかったことはないが、創業時は借りにくかった」
といった返答がありました。金谷さんによると、金融機関にどう見られているか、が融資を受ける際のポイントになるといいます。
業績がきちんと上がっているか、立てた事業計画が現実味のあるものなのかなどが、金融機関側の判断基準になります。
しかし「資金が欲しいあまり『絵に描いた餅』になってしまうような計画を立てるケースも多い」と金谷さんは指摘します。さらに、金谷さんは融資によって「失敗した会社」と「成功した会社」について、実例を交えて話してくださいました。
失敗する会社についてのポイントとして、
・お金を返していくためにまた融資を受けるという悪循環に陥る
・金を借りることで心に油断ができてしまう
・モチベーションが下がってしまい、計画通りに事業を進められなくなるまた成功する会社のポイントとして、
・いけるという確信をもち、想いをもって事業を進めている
・本気で売上につながるような活動をしている
を挙げ、
「経営者の性質・姿勢といった『人間性』が大切な要素になる」
と説明しました。最後に金谷さんは、自身がこれから取り組みたい2つのことについて話されました。
①できたばかりの会社の経営者支援
②現在経営がしんどい会社の経営改善支援
これら2つの目標について、
「経営革新等支援機関として、経営者の横に立ってサポートしたい」
と想いを語られました。金谷さんのお話の後、参加者全員で意見交換を行いました。
銀行の営業部の方からは、
「金融機関も数字や業績だけでなく、その人の『誠実さ』も見ている」
というお話や、創業される方を対象にしたキャンペーンの紹介をしていただきました。また、
「融資に関しても『人間性』がポイントになると知った」
「『人』があるからこそ『金』が活きると学んだ」
といった感想が出ました。融資という『お金』が中心の話題でありながらも、『人間』を主軸にした意見が多い会となりました。
(以下、アンケートより抜粋)
Q.今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください
- 池田泉州銀行のプランを教えていただいた。
- 金融機関がどのような風に見られているのか。
- 計画を立てて、それを着実に実行することがいかに大切かということと同時に、意欲、想いが相手の心を動かすということを学んだ。
- 銀行が企業に融資する時も、誰かに仕事を任せる時も“人間”を見て判断しているということ。
- 融資にも人間性が大事。人があればこそお金が活きる。
- お金を考えるためには、「人」を知ることが大事であることが学べました。