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第48回座談会
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日時: 2013.09.12(木)18:30~20:30
「聞いてスッキリ! 『個人情報保護』のモヤモヤを晴らします」
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江坂が好き!な経営者のための、第48回座談会を開催します。
テーマは
「聞いてスッキリ!
『個人情報保護』のモヤモヤを晴らします」問題提起者は
A&Mアレッジマネジメント株式会社 代表取締役 和田 秀一 さん です。「うちのような小さな会社には関係ないだろう」なんて思っていませんか?
企業の個人情報対策などをサポートするコンサルタントが、
あなたの知らなかった個人情報保護(法)のはじめの一歩をご説明します。「そもそも個人情報って何?」というところから、
会社がやるべきことは何かなどについて分かりやすくお話しいただきます!きっと『個人情報保護』という言葉のイメージが変わり、目からウロコが落ちるはず☆
興味のある方はお気軽にご参加ください!
報告
座長の高木の挨拶があり、次にA&Mアレッジマネジメント株式会社 代表取締役 和田秀一さんの問題提起が始まりました。
和田さんは最初に、参加者の方々に対し、
「個人情報保護法とは、『企業が個人情報を保護しろ』ということを定めた法律であると思っていますか?」
「個人情報保護は一部の企業だけが対象となっている話だと思っていますか?」
という二つの質問を投げかけました。いずれも答えは「×」なのです。
その理由について、和田さんは個人情報保護法だけでなく大阪府個人情報保護条例も引用しながら、分かりやすく説明されました。続いて、「そもそも個人情報とは何か」ということについて、同じ情報でも時と場合によって個人情報に該当するかどうかが変わってくることや、混同されやすい「プライバシー」との違いなどを解説されました。
また、個人情報漏えい事件の約80%は、「誤操作」「管理ミス」「紛失・置忘れ」といった内部の原因で発生しているというお話がありました。
和田さんは、漏えい事件による信用の低下や損害賠償責任といったリスクを考えると、会社としては組織体制整備とルール作りをするべきであるとして、お話を締めくくられました。和田さんのお話が終わった後、ワールドブライダルセンター 代表 馬場康夫さんに乾杯の音頭をとっていただき、会食しながらの意見交換が始まりました。
和田さんのお話を伺って感じたことや質問したいことについて参加者の方々に発表していただき、活発な意見交換が行われました。中でも、仕事柄扱っている情報などについて、「このような情報も個人情報になるのか?」という質問をされる方が多くいらっしゃいました。
和田さんは、特定の個人を識別することができないようにデータを保存する方法など、実践的な回答をされていました。また、和田さんがどういう仕事をされているのかが分かって良かったという感想を述べる方も多くいらっしゃいました。
(以下、アンケートより抜粋)Q.参加して良かったことや学んだこと、気づいたことを教えてください
- 第一に個人情報とプライバシーと異なることが判ったこと。大阪に条例があることと各省庁がガイドラインを作っていること。
- 個人情報について改めて考えさせられました。
- たくさんの人が参加しているのが、びっくりしました。
- 皆さんそれぞれの解釈や考え方があっておもしろかったです。
- 大阪府の条例については初耳だったので、大変興味深かったです。
- 個人情報はうまく活用するもの!
- 個人情報保護法で保護しているものが、自分の認識と違うということ。
定刻となり閉会。
閉会後もほとんどの参加者の方々が残り、引き続き江坂-起業家支援センターの一角で熱く語り合いました。