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第29回座談会
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日時:2012.02.08(水)18:30~20:30
「企業が輸出ビジネスに挑戦するためのノウハウ」
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江坂が好き!な経営者のための、第29回座談会を開催します。
テーマは
「企業が輸出ビジネスに挑戦するためのノウハウ」問題提起者は
コンサルタントREN 杉原 廉 さん です。海外ビジネスコンサルタントとして起業した杉原さん。
20年以上の実務経験を活かし、海外ビジネスを行う際に注意すべきことなども交えながら、企業が輸出ビジネスに挑戦するノウハウについてお話しいただきます。
グローバル化やTPP問題などが話題になっており、海外への注目が高まっている今、海外ビジネスについて考えてみませんか?
報告
座長の高木の挨拶の後、レジュメに沿って杉原さんの話が始まりました。
①契約者が法的に有効とする4要件
アグリーメント、コンシダレーション、リーガル・キャパシティ、ノー・ディフェンスの4つについてご説明いただきました。②どの国の法律で契約を解釈すべきか。
「準拠法」と「裁判管轄」についてのお話しがありました。
また、不要と考えた外資の追い出しなど、中国ビジネスにおける諸問題についてお話しいただきました。③中国における「契約」とはどのようなものか。
中国では口頭の約束などはあり得ないことや中国国民の法律観についてのお話しがありました。④中国での法人設立
外資系企業が中国で法人設立する場合は、経営期限や経営範囲について個別の許可が必要で、生産工場のない外資系企業の設立は大変困難であるということをお話しいただきました。⑤中国貿易と進出の重要チェックポイント
事業の目的が明確か、それが中国にとって有益なものか、中国側パートナーが信頼できる人物なのかなど、8つのチェックポイントをお話しいただきました。⑥中国で絶対にしてはならないビジネス
飛び込みビジネス、お任せビジネス、援交ビジネス、犯罪ビジネスなどの例を挙げ、お話ししていただきました。その国の風土や文化、気質を正しく理解することと、明確な目的やノウハウがあって初めて海外ビジネスを始めることができるのだとおっしゃっていました。
谷公認会計士・税理士事務所の谷さんに乾杯の音頭をとっていただき、会食しながらの意見交換がはじまりました。
各国の文化の違いをはじめ、世界情勢や歴史といった幅広い話題について意見交換をしました。
(以下、アンケートより抜粋)Q.今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください
- 海外進出の重要なポイント
通常の報道ではわからない海外の情報を聞けた。 - 中国に進出するリスクの大きさを感じました。
逆に中国に進出して成功する具体的なポイントも話していただければと思いました。 - 中国メインの内容だったが、他の海外の話や実情を聞けて勉強になりました。
海外と取引をする上で知っておくべき事や気をつけるべき事を知れてよかったです。
中国の文化や国内情勢を学べました。 - 相手国側が求めているもの、メリットがあることが事業を成功させる上で大切になってくる。
通訳など信頼できるパートナーが必要だということ。 - 中国を中心とした海外の裏話を聞けて良かった。
定刻となり閉会。
閉会後も、引き続き江坂-起業家支援センターの一角で語り合いました。 - 海外進出の重要なポイント