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第26回座談会
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日時:2011.11.24(木)18:30~20:30
「江坂の弁護士が語る ~依頼から解決まで~」
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江坂が好き!な経営者のための、第26回座談会を開催します。
テーマは
「江坂の弁護士が語る
~依頼から解決まで~」問題提起者は
那須法律事務所 弁護士 那須 良太さん です。今回の問題提起者は、7年間江坂に住み、今年の1月に江坂で起業した弁護士の那須さんです。
依頼者の方から見たアクセスの良さを考え、駅から遠い裁判所付近ではなく、江坂を選んだという那須さん。
これまでの経験などを交えながら、弁護士への依頼から解決にいたるまでのお話をしていただきます。
報告
座長の高木の挨拶の後、レジュメに沿って那須さんの話が始まりました。
1,民事事件の依頼から解決までの流れ
売掛金請求事件を例に挙げて、依頼から解決までの流れをお話いただきました。
弁護士への依頼は、知人や友人、士業の方からの紹介で行われることが多いけれど、他にも、弁護士会館や市役所での法律相談、裁判所からの依頼などもある。
中でも、自分のことを評価してもう一度依頼してくれたり、知人や友人を紹介してくれるリピーターが一番嬉しいとおっしゃっていました。また、見積書は、後でトラブルにならないように、裁判がどのような流れで進むかという見通しや、途中で終わった場合の費用はどうするのかなどを詳しく書くようにしている。
裁判は1ヶ月~1ヵ月半に1回のペースで進み、争いのある事件の場合には少なくとも4回くらい争点整理をし、証拠調(本人尋問・証人尋問)をし、和解が成立しなければ判決が言い渡されることになる。
など、依頼から解決までの流れに沿って、注意点を交えてお話いただきました。2,弁護士費用
(1)種類
(2)弁護士費用の定め方着手金、報酬金、手数料、法律相談料、顧問料、日当などの種類があるということを説明していただいた後、弁護士費用の定め方についてのお話がありました。
現在弁護士費用についての定まった規定は無く、旧日弁連基準を参考にした基準を各弁護士が作り、ケースに応じて弁護士費用を定めていることが多いと思われるということでした。
依頼者の方の資力や、裁判の見通し、それにかかる手間などを考えて、決めていくそうです。
裁判の場合、着手金は30万~50万くらいのことが多いということでした。3,取扱い事件例
お話いただける範囲で、過去に取り扱った事件などのお話をしていただきました。
トラブルになってからでは遅かったり、負担が重くなってしまうので、トラブルになる前に弁護士に相談して、未然に防ぐ事が大切だとおっしゃっていました。
あさの会計の浅野さんに乾杯の音頭をとっていただき、会食しながらの自己紹介と意見交換がはじまりました。
参加者の方から那須さんに対してのたくさんの質問があり、お答えいただきました。
(以下、アンケートより抜粋)Q.今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください
- 取扱い事件もバラエティに富んでいて、いろんな知識が必要になってくるので大変だなと思いました。
依頼者と距離を取りながら、共感することも大切との話が印象的でした。
那須さんの誠実なお人柄が出てた座談会でした。
場違いな参加で申し訳なかったですが、とても勉強になりました。ありがとうございました。 - 弁護士費用の決め方が興味深かった。
事件の依頼から解決までの流れをつかめて良かった。 - 先生がおっしゃったストレス解消法の「根拠なくついている」という言葉が印象に残りました。
自分自身が「根拠なくなんとかなる」と思うことが多いのでとても安心しました。 - 報酬額の基準。仕事上でお世話になる事があるかもしれませんが、よろしくお願いします。
- 先生の人柄の良さが一番印象に残りました。
- 意外と身近な存在であること。
- 弁護士としての事例は、大いに参考になりました。
- 依頼から解決までの流れをくわしく聴けて良かったです。
費用や事件などの具体例を挙げてお話しいただいたので分かりやすかったです。 - 依頼から解決までの流れ、弁護士費用の内訳や詳細、費用の決め方、モンスターペアレンツ対応の話が面白かった。
トラブルが起こる前に相談し、トラブルを未然に防ぐことも弁護士の大切な仕事だということを知った。
定刻となり閉会。
閉会後も、引き続き江坂-起業家支援センターの一角で語り合いました。 - 取扱い事件もバラエティに富んでいて、いろんな知識が必要になってくるので大変だなと思いました。