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第23回座談会
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日時:2011.10.13(木)18:30~20:30
決算前にやって良いこと・悪いこと ~節税と粉飾事例を語る~
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江坂が好き!な経営者のための、第23回座談会を開催します。
テーマは
決算前にやって良いこと・悪いこと
~節税と粉飾事例を語る~問題提起者は
公認会計士・税理士 谷 義孝さん です。決算前に経営者が知っておくべきお金の話について、公認会計士・税理士の谷さんに問題提起していただきます。
節税や、実際にあった粉飾事例なども交えながら、今ならまだ間に合う決算書のポイントについてお話しいただきます。
決算前のこの機会に、お金について見直してみませんか?
報告
高木の挨拶の後、レジュメに沿って谷さんの話が始まりました。
1・節税のための基本的な知識
・会計(費用と収益)と税務(損金と益金)の違い
会計と税務の違いを知らないと節税の意味がなくなってしまうことがあるので、まずは違いを知るということが大切だというお話から始まりました。
そして会計から見た場合と税務から見た場合の違いについてのお話がありました。・税金の種類と税率の違い
種類をかえてしまうことで税率を変えることができ、節税の対策に効果があるものなどをいくつかご紹介いただきました。
・節税方法の種類
お金の支出を伴うもの・伴わないものがあり、またその中でもお金が戻ってくるもの・戻ってこないものがあるというお話があり、具体的な例も交えながらの説明がありました。
2・決算前にやって良いこと・悪いこと
・決算前の対策の重要性
決算前にあわてて対策をするのではなく3ヶ月前(遅くても1ヶ月前)に決算の予測をして対策をする必要があること。
赤字が続くと銀行からの借り入れが難しいなどの影響が出てくるので、決算前の早めの対策が重要であることなどをお話いただきました。・やって良いこと(やるべきこと)
早めに決算の予測をし、対策をするのと並行して、来期の事業計画を立てると、良いスタートが切れること。
決算ギリギリになっての保険契約や消耗品の購入などはトラブルのもとになることがあるので、事前に準備して対策をすることが大事だとおっしゃっていました。・やって悪いこと
脱税はもちろん悪いことで、論外の話だということ。
節税した結果、資金繰りが悪くなってしまうと、本末転倒だということ。
の2点についてお話いただきました。3・最近の脱税・粉飾事例
実際にあった他社の脱税や粉飾事例をお話いただきました。
経営者の方には必要な話ばかりで、参加者のみなさんもたくさん得ることがあったようです。
谷さんの話が終わった後、京都環境合同会社の大平さんに乾杯の音頭をとっていただき、会食しながらの自己紹介と意見交換がはじまりました。
参加者の方から谷さんへ質問があったり、参加者の方から意見が出たりと充実した内容の意見交換となりました。
(以下、アンケートより抜粋)
Q.今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください
- 様々な業種の方のいろいろなお話を聞けてよかった。
- 決算の直前にあわてて対策をとるのは良くない、事前の準備が必要である。
- 決算前の重要性として、脱税、粉飾事例の具体例が興味深かったです。
- 参考になりました。
- 節税への道すじの大枠がわかった。もっと売上げを上げることが前提ですが…。
- 会計と税金の違いが何となくわかり…つつあります。
- 専門的なことをわかりやすく話のは難しい。
定刻となり閉会。
閉会後も、引き続き江坂-起業家支援センターの一角で語り合いました。