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第16回障がい者雇用を考える会
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日時:2016.07.28(木)11:30~13:00
【発表者】社会福祉法人 コミュニティキャンパス コミキャン就労総合センター サービス管理責任者 濱田 大輔 氏
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テーマは『「福祉と企業のすきま」~福祉が送り出す人材と企業の求める人材とのすきま~』です。
▼発表者メッセージ
コミュニティキャンパスさんは、就労継続B型や生活介護を中心にヘルプサービスや放課後デイサービス、自立支援、就労移行事業など、様々な事業に取り組んでおられ、1988年の設立から16年もの実績のある福祉施設です。 一般就労率、就労定着支援の強化が求められるなかで、面接での疑問、人事の配慮 不足と感じたこと、福祉事業所と企業のルールを一色単にしてしまったことなどをお話しいただきます。 会員企業の皆様や当事者の方々のご参加お待ちしております。【タイムテーブル】
11:30 開会 主催者あいさつ
11:35 発表
11:55 会食準備
12:00 会食・意見交換
12:50 アンケート記入
13:00 閉会 【会場】報告
7月28日、16回目の障がい者雇用を考える昼食会を開催し、7名の方にご参加いただきました。
コミュニティキャンパスは、「学ぶ」「働く」「生きる」の3つの考えを軸に、様々な面から障がい者の地域生活を応援する福祉施設です。
その中で就労支援を行う事業所であるコミキャン就労総合センターは、自身で運営する飲食店での販売や調理といった業務、地域のスーパーでの実習などを通じ、利用者への就職に向けての支援を行っています。
そんな就労総合センターで支援者として働いてこられ、この4月からサービス管理責任者になった濱田さん。
以前は営業マンをしていましたが、高齢者のデイサービスでの経験から福祉に興味をもち、障がい者支援に携わるようになったそうです。これまでに多くの利用者の就職の後押しをされてきましたが、その中で福祉と企業の「すきま」を感じることが多かったといいます。
濱田さんは、そのように感じた事例について具体的にいくつか紹介し、企業側の障がい者就労や当事者に対する理解のなさを感じてきたと話されました。
さらにそのことを踏まえ、
「これ以上、当事者が苦労しないような社会を作りたい。そのために、当事者と話し合ったり、時には一緒に悩んだりしながら、ともに頑張っていきたい」
と熱い想いを語り、話を締めくくりました。その後、お弁当を食べながら、参加者全員で意見交換を行いました。
「生き方、働き方について、選択の幅があることが大切だ」
「“生きる”という根幹の部分をサポートする姿勢が素晴らしいと思った」
「周囲に理解を求めるアプローチも大切だが、当事者側が『理解してもらえるために大切なこと』について考えることも同時に必要だと思う」といった意見があり、定刻後も全員がその場に残り想いを語り合いました。
参加者の意見について、濱田さんや当社代表の髙木が経験談を踏まえて見解をお話しする場面もありました。Q.参加して良かったことや学んだこと、気づいた事を教えてください。
- 就労について話せてよかったです。
- 自立とは選択できること。
- 障がい者雇用の支援者側のお話をお聞き出来て勉強なりました。
- 「やるぞ!」という意気込み。
- 最後に聞いた、80~100%のマッチングは無理でも、50%のところで80%の力を出せるように。
- 福祉への関わり方も色々ある事がわかった。