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第79回座談会

  • 日時:2016.09.15(木)18:30~20:30
    『失敗の共有化』が『社員のガンバリ』を生む!!
  • 江坂が好き!な経営者のための、第79回座談会を開催します。

    今回のテーマは
    『失敗の共有化』が『社員のガンバリ』を生む!!

    江坂リアルティ株式会社 代表取締役社長 平井 克典 さんです。

    経営理念「誠意」「信用」「満足」を胸に、お客様に誠意をもって接し、お客様に信用していただき、お客様に満足していただけるよう社員一同全力で努力のもと、北摂エリア不動産コンサルティング業務を通じ土地の有効活用を提案し、地域ナンバーワンを目指している江坂リアルティ株式会社 代表取締役社長 平井 克典さん。

    不動産を中心とした勉強会「資産活用大学江坂塾」を開催、6月にはビジネスパートナー数名とベトナムのハノイ・ダナン・ホーチミンの物件を視察しています。平井さんは、クレーム等が発生した際に、その失敗を事例化し、共有化することにより、社員から会社まで成長できると考えています。

    今回は、失敗の具体的な事例と共有方法、その結果による社員の成長、ガンバリについてお話しいただきます。

    報告

    「平井さんの熱いお話が聞きたい」「自分の視野を広げたい」「失敗を成功に変えたい」
    という思いを持った参加者をお迎えし、第79回座談会を開催することが出来ました。今回は14名の方にご参加いただきました。

    江坂リアルティ株式会社は、平井さんが新社長となり5年目になります。業務としては2本の柱があり、1つ目は「売買仲介」。デベロッパーの用地や大きな土地の仲介、不動産投資や収益マンション、収益ビルです。2つ目は「賃貸管理」でビルやマンション、駐車場の管理です。

    経営理念にもあるように、お客様に「誠意」をもって接し、お客様に「信用」していただき、お客様に「満足」していただくことが大事だ、という思いを話されました。

    不動産業はクレーム産業で、お客様から電話を受ける事務担当が第一の窓口となることが多く、その段階で適切な処理を行えばクレームは大きくならずに済みます。
    しかし、間違った対応をしてしまった際に、社長に「怒られるから」という理由で失敗を「報告」をせずに「隠す」人が多くいました。
    第一の対応を少しでも間違ってしまうと、損害の金額が大きくなることもあり、時には裁判沙汰になることもあると話されました。

    そこから、社員全員に失敗の事例を書き込む「クレームノート」をつけてもらい、クレームの事例内容を月曜日の朝一にそれぞれが報告をする習慣をつける「仕組み」を作りました。
    自分の失敗を発表する日や場を作ることで、失敗を言うことに違和感を無くしていき、社員同士が改善案を話し合うようになり、平井さん自身も「怒る」のではなく「褒める」ようにしていきました。

    1人のミスは皆のミス。小さいうちにオープン化させて大きくさせない。それが『失敗の共有化』だと伝えてくださいました。

    その後、One Japan 代表 応根かおりさんに乾杯の音頭を取っていただき、参加者が多かったこともあり「具体的な情報の共有方法が聞けて良かった」「失敗を表に出すことが大切だ」等、賑やかで熱い議論が行われました。

    Q.今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください

    • クレームノートを現場で有効活用されているお話が印象的でした。
    • あまりに多いので書ききれませんが“総合”と言います。
    • 平井社長のお話をお聞きして、自らの仕事としてのクレーム対応について再認識できてよかったです。
    • 間違え(他人がしたことも含む)を、次の成功につなげるために、考えられるようになりたいと思いました。
    • 失敗に対処するための経験と想像力を身に付けると同的に、人の力量については限界があるのでツールをうまく使う。
    • 自分の感じていることや思っていることを伝えるのは簡単ではないですし、大切な事だと思いました。
    • 「人の真価は、うまくいった時よりも、むしろ失敗やミスをした時の態度や対応の仕方に表れる」
    • 失敗しても隠さずに報告することが、次の失敗を防ぎ、小さなミスが大きくならずに済む。

自立センターえさか

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