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第73回座談会
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日時:2016.02.10(水)18:30~20:30
『聞いてスッキリ!「個人情報保護」の基礎の基礎』
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江坂が好き!な経営者のための、第73回座談会を開催します。
テーマは『聞いてスッキリ!「個人情報保護」の基礎の基礎』
問題提起者は、トータリティー法律事務所 弁護士 山崎 智義 さんです。
「うちのような小さな会社には関係ないだろう」なんて思っていませんか?「個人情報保護」実務に日常的に接している弁護士が、あなたの知らなかった個人情報保護(法)のはじめの一歩をご説明します。「そもそも個人情報って何?」というところから、会社がやるべきことは何かなどについて分かりやすくお話しいただきます! 「基礎の基礎」を押さえておけば、日常の会社業務で取り扱う「個人情報」の問題は、ほぼ解決できます!
興味のある方はお気軽にご参加ください!報告
7名の方にご参加いただき、2月10日に第73回座談会を開催いたしました。
2009年に独立し、江坂で弁護士として活躍されている、山崎さんに「個人情報」とは何か?「個人情報」を保護する目的など、『個人情報保護法の基礎の基礎』のお話をしていただきました。
「個人情報」とは、氏名・生年月日など個人を特定できる情報であり、「個人情報取扱業者」とは、5,000件以上の情報をExcelなどでデータベース化して業務に使っている団体であると説明がありました。
また、「個人情報取扱事業者」には、利用目的を特定、制限すること、本人からの個人情報の開示、訂正、利用停止等の請求に応じる義務があること、個人情報を第三者に提供しても良い場合の条件などの法律の内容についてのお話がありました。山崎さんからの説明の後、乾杯を行い、食事をしながら意見を出し合いました。
参加者からは、「マイナンバー」と個人情報の保護の関係や個人情報が流出した場合についての質問がでました。
山崎さんに「個人情報保護法」では、個人情報が流出した時の罰則がないこと、また民事訴訟を起こしても事件に巻き込まれる可能性が高くなったことに対する精神的慰謝料が金額的には低くなりがちであると質問に対してお答えいただきました。
大手企業の情報流出の事件の話も交え、参加者にとって身近な内容の話題が多く一般の方にも分かりやすい内容の座談会となりました。定刻後も、裁判の話や山崎さんの経験談などお話は尽きず、多くの方が残って話をされていました。
Q.今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください- 議論を通じて理解が深まって良かったです。
- 「個人情報を漏らした人に対しての罰則がない」ということは、今日はじめて知りました。
- 「そもそも個人情報とは何か」ということから、学ぶことができました。