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第3回障がい者雇用を考える会

  • 日時:2013.09.19(木)11:30~13:30
    【発表者】株式会社江坂-起業家支援センター 半田 和也
  • テーマは「社会の役に立ちたい!~障がい者の想いと居場所~」

    【タイムテーブル】
    11:30 開会 主催者あいさつ
    11:35 報告者による発表
    11:55 会食準備
    12:00 会食・テーブル討論
    13:20 アンケート記入
    13:30 閉会

    報告

    はじめに主催者である株式会社江坂-起業家支援センターのセンター長 柿原が、本日の昼食会に参加いただいたお礼を述べ、昼食会を立ち上げた経緯について「地域の企業の方や支援機関の方、みんなで障がい者雇用について考えることが出来る『交流の場』を作りたいと思ったためである」と話しました。

    次に報告者である株式会社江坂-起業家支援センター 半田より報告が始まり、現在までの経歴と自分の病状について具体的な経緯を話しました。特に印象深かったのは、入院に至るまでの経緯、そして退院に至るまでの心の変化、心境について「自身の環境や周りの人間関係で悩むのでは無く、自分の事、自分の今後を考える発想に変わった時」と言う話でした。

    又、今の主な業務と普段どう思って仕事を行っているのかについては、現在地域を回りつながりをつくる、新しいつながりをつくっていくという仕事を行っている。その様な仕事、業務を通して、社員の中でも率先して新しい業務を行い、自分が壁にブチ当たる役割を担いたい、またそうなれるようにと思いながら日々業務を行っているとの事でした。

    併せて、A型事業所で変わった事の話では、自分の中で業務に対して積極的になれた、自分のできる事は他の社員に任して行き、今有る以上のものを、無いものを新しく生み出すという意識がついたとの事でした。 但し、業務をするにあたって何か失敗してしまうのではなかろうか?という恐怖感に襲われるという事も併せてあるという事も話されましたが、失敗しても問題無い、行動した結果状況が悪くなる事は無い、と言って貰える事や自分自身でやりたいという意識のもと行う業務であるので頑張れる。という事も話されました。

    最後に雇用を考えておられる方達たちについて伝えたいこととして、 人によって症状は違う、一人一人に対して対応の仕方ややり方について一緒に考えていって欲しい。目の前に一緒に考えてくれる人がいるだけでありがたい。又、社会の役に立てる場所がある事が嬉しく、そういう人や場所に対して恩返ししていきたい。との事でした。

    半田さんのお話の後、会食をしながら意見交換を行いました。
    時折笑いも交えながら参加者同士の交流を深めつつ、障がい者雇用についてじっくりと考えることができた2時間でした。

    Q.今日のセミナーで学んだことや気づいたこと、感想を教えてください

    • 精神障がいを持つ方は、周りから見てもわからない方が多いという意見が多かったので、対応の仕方もわかりづらいのかなと、改めて実感しました。
    • 特に障がい者との接し方については勉強になりました。環境を整えて、良い環境を作る事を心がけようと思いました。
    • 障がい者の方との向き合い方、またはよい会社環境。話しやすい関係作り!
    • 半田さんの「自分を見つめる客観的な精神」がある所を学び、当社の人にも知ってほしい。
    • ひとりひとり違うこと、環境が大切。
    • 職場に対する思いと働くにあたってモチベーションとなるモノ。

自立センターえさか

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