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第14回障がい者雇用を考える会
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日時:2015.11.25(水)11:30~13:00
【発表者】株式会社 江坂-起業家支援センター 平山 智久
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テーマは『「障がい者の一般就労~支援者と当事者の両方の立場で感じること~」』
▼発表者メッセージ
今回の障がい者雇用を考える昼食会の発表者は、4月よりサービス管理責任者として活躍しております平山です。 障がいの当事者でもあり、支援者でもあります。 「障がい者が一般就労をする」ということについて、当事者の立場と支援者の立場の両方から感じたことを発表していただきます。
【タイムテーブル】
11:30 開会 主催者あいさつ
11:35 発表
11:55 会食準備
12:00 会食・意見交換
12:50 アンケート記入
13:00 閉会14回目の障がい者雇用を考える昼食会は、当事業所のサービス管理責任者である、平山智久が報告者を務めました。
今回の昼食会は弊社の社員中心に13名の参加があり、和やかに始まりました。
平山智久さんは、平成27年5月25日付でサービス管理責任者として入社されました。
障がい者施設で20年以上の支援経験があり、ご自身も足に障がいを持っておられます。弊社に来られたのは地域の中小企業と障がい者を結ぶことによって、地域を元気にするという想いに面白みを感じたからだそうです。 21歳の時に障がい者となり、27歳で転職。 以降、ずっと一般枠で正社員、3回転職されています。
「何故障がい者枠にこだわるのか?私は基本オープンにしている。クローズにする理由は?」と平山さん。 「精神障がいに対するイメージが悪いのではないか、と怖くなってしまう」と参加者が答えました。 それに対して「障がいは受け入れないとしんどい。得意、不得意なことはあって当たり前。できることでなく、できないことを聞きたい」と平山さん。 それを受けて、「ありのままを受け入れることが大事なんだ」と発言する者も。 「説明したら(障がいを)わかってもらえるというのは、大きな間違い、症状なんて他人にはわからない。ぶつかり合い、初めてわかる」という言葉には参加者は大きくうなずいていました。
平山さんは「障がいを理由に断られたことは一度もない」 「就活を楽しむ、色んな所を知る」 「障がい関係なく、落とすときは落とす!」と前向きな発言を続け、 「就職は怖くない!」という力強い言葉で講座を締めくくりました。
Q.参加して良かったことや学んだこと、気づいた事を教えてください。
- 物事のとらえ方、感じ方、考え方、忘れ方。
- これから自分自身が身につけていかなければならないことをたくさんおそわりました。
- 前に向くエネルギーをいただきました。
- 一般枠、障がい枠にこだわらなくていい。
- 障がいに対する理解も時間をかけて人同士のつき合いを深めることで深まるものである。
- 事場で、最初ははれもの扱いだったが、進んで仕事をしていると、だんだん仕事を頼まれるようになったという話。
- 明るい考えにいやされました。
- OPENで就職しても周りの方が慣れていき「人」として接してくれる。
- 面接で障がいのことを話しても分からない人がいる。
- 不調になったときは随時伝えること。
- 平山さんの障害をされてから、今に至るまでの就職・転職の過程を知ることができて良かったです。
- 自分自身のことを知ってありのままの自分の面接で伝える。そのために、自分自身のことを知る。